2024年11月30日土曜日

休日、水回りの点検、プール

11月30日(土)

 起床したら、頭痛。今日は業者さんの来訪があるため、家にいなければならない。体調がいま一つなので、掃除機をかけてから、ゆっくり(ぼんやり)する。

 昼食後、息子が塾に出たのと入れ違いに業者さんが到着。水回りの点検。特に問題なし。

 これで家にいる必要はなくなったので、近所の図書館に行って1時間ほど自分の仕事。色々と滞っている。

 いったん帰宅してから久しぶりにプールへ。6ビートクロールに挑戦。少しコツがつかめたような。その後いつもの2ビートに戻してゆっくり泳ぐ。最後に少し早いペースで100メートルを2本。着替えをした後、どこにも立ち寄らずに帰宅。えらい(と思う)。

2024年11月28日木曜日

ソネット160(cespo, crespoの脚韻)

11月29日(金)

 定時に研究室に到着。集中できる午前の時間に、自分の仕事、3時限の支度など。

 今日読んだCanzoniereの一節(ソネット160の第4連):


  Qual dolcezza è ne la stagione acerba

vederla ir sola coi pensier suoi inseme,

tessendo un cerchio a l’oro terso et crespo.


最終行の末尾のcrespo(「波打つ」という意味。「波打つ純金」で「金髪」の意)は珍しい脚韻。このソネットの第3連は、


  Qual miracolo è quel, quando tra l’erba

quasi un fior siede, over quand’ella preme

col suo candido seno un verde cespo.


ご覧のとおり、cespo-crespoで韻を踏んでいる。形容詞の"crespo"はペトラルカの『カンツォニエーレ』で4,5回使われているようだが、脚韻に関わるのは上記のソネット160と227の2箇所のみ。後者では1行目の末尾に女性複数形の語尾で置かれて、crespe-rincrespe-vespe-'incespeと韻を踏んでいる。vespe「ハチ」が加わっているのが面白い。この名詞以外は、rincrespare, incespare (incespicare)というcrespo, cespoと関連のある動詞の活用形なので、-espoで韻をつくる選択肢がかなり限られていることがうかがえる。

 ソネット160に話を戻すと、この珍しい脚韻が何故この作品のこの箇所で選択されたのかという疑問が浮上する。授業のなかで参加者の皆さんに考えて頂く。

 授業終了後、キャンパス内を少し散歩。研究室に戻って業務と自分の仕事のつづきと紀要にかかわる作業をすこし。18時半ごろに退室。

ようやく色づいてきた




2024年11月27日水曜日

論文演習、会議

11月28日(木)

 定時に研究室に到着。2時限が始まるまで自分の仕事と会議の予習。

 午前の論文演習は、まとめてお三方が発表。これで目途がついたようだ。あとは体調に気をつけて書き上げるべし。授業時間を超えてお付き合いいただいた皆さまに感謝。

 昼食後、会議が始まるまで、自分の仕事と明日の授業の準備。

 午後の会議、無事に終了。

 授業の準備と自分の仕事のつづきをして18時半ごろに退室。佐藤正午『身の上話』。

2024年11月26日火曜日

意見交換会、移民

11月27日(水)

 定時に研究室に到着。

 自分の仕事を少ししてから、2時限の意見交換会の準備。終了後、先生方にお礼のメールなど。

 昼食後、4時限の支度。今日読んだのは、ジェノヴァに停泊した移民を運ぶ船の写真の解説。1884年まではフランスをはじめとするヨーロッパ諸国へ向かう移民が多かったが、翌年からアメリカ、アルゼンチン、ブラジルへの移住が優勢になるとのこと。また1900年までは北イタリアから海外に出る比率が高いのに対して(ヴェネト、フリウーリ、ピエモンテの出身者が47%)、20世紀に入ってからは南部出身の移民が急増したようだ。時期によってかなりの変化がある。参加者のみなさんに神戸の移民ミュージアムを紹介する。

 授業終了後、学外まで散歩。研究室に戻ってからメールの送信と自分の仕事。今日も集中力散漫で苦戦。

 19時過ぎに退室。部屋を出たところで若手研究者と遭遇してご挨拶。

そうは見えませんがキャンパス内(北部)






2024年11月25日月曜日

非常勤、FGO

11月26日(火)

 朝一で非常勤。講師控室で言語学の吉田先生としばし談笑。今度はスウェーデンで開催の学会に参加されるとのこと。お弟子さんのおもしろい話をうかがう。

 授業終了後、学生さんからFGOというアニメ(ゲーム)について教えてもらう。オルランドとアストルフォが登場するそうで興味あり。

 雨が降る前に百万遍に到着。昼食後、自分の仕事。風邪のせいか、気候のせいなのか、呆れるくらいに捗らない。夕方ごろから少しずつペースが上がる(それでは遅い)。

 17時過ぎに退室。帰宅して急いで家事。帰宅した相方さまと入れ替わりに近所の図書館へ。1時間強机に向かう。今日初めて集中できた。

2024年11月24日日曜日

タッソの『使者』

11月25日(月)

 定時に研究室に到着。メールの返事と水曜日のZOOM会議の案内を送信。

 2時限と3時限の支度をしてから余った時間で自分の仕事。

 午前の授業で読んだタッソのIl messaggieroの一節:

[...] e perché la virtù de la fantasia è grandissima, quando gli uomini vengono a gli abbracciamenti d’amore, venendoci pieni di sì alta imaginazione, i figliuoli che poi son prodotti soglion nascer simili a quell’eccelente idea di valore e di bellezza ch’i padri ne la mente avean conceputa.

(訳)[…」また想念の力は、人間が愛の交わりをして、深い想像に満たされるときに、非常に強くなるものなので、生まれてくる子どもたちは、父親がその時精神のうちに宿した美と徳のあの優れたイデアに似たものとして生まれてくることになる。

後期のタッソの作品にしばしば現れる"fantasia"と"imaginazione"(及び"imagine")という用語についてざっと紹介する。

 午後の文学史の授業では、期末の課題のレポートについて註・参考文献・引用の提示方法を説明。プラクティカルな情報なのでどこかで必ず役に立つ(と思う)。

 業務メールを一通送信して17時ごろに退室。

 帰宅して家事。咳が出て頭が重いので、外出は控える。

ぺストのパスタ

11月24日(日)

 朝食、掃除機がけの後、近所の図書館に行こうとしたところ、ワイシャツのセールを見てきたらと勧められて上六へ。その途中で体がだるいこと、風邪を引いたらしいことを悟る。

 シャツは自分にあったサイズが見つからなかったので、何も買わず。カフェに行って少しだけ自分の仕事。

 帰宅して昼食にうどんを頂く。

 プールに行く気にならず、今日も自宅でゆっくりしてしまう。

 トニ・モリスン『ソロモンの歌』を読み終える。『ビラヴド』と同様に立派な小説。

 久しぶりにSNSを眺めるが、デマ(選挙関連)が氾濫していてあきれ果てる。

 夕食にペスト(pesto)のスパゲッティを頂く。今年は暑かったので、ベランダのバジリコが11月までよく茂ってくれたようだ。相方殿の渾身の力作、今季一番のジェノヴェーゼ。



2024年11月22日金曜日

休日、映画

 11月23日(土・祝)

 朝食、掃除機がけの後、大学ではなく近所の図書館へ。満席。歩いて上六のカフェに。座れたが、筆記用具を忘れていた。赤ペンがないと仕事ができないので、メールの返事を書き送っただけで帰宅する。うぅ。金ちゃんの飼育ケースの掃除など。

 昼食にお蕎麦を頂く。

 午後は久しぶりにのんびり。TVでスポーツ観戦、息子のコメントが辛口。

 夕方、近所の映画館で『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』。言いたいことは山ほどあるが、主演のお二人はよかったと思う。

 晩、貰い物のお鯛さんを頂く。

2024年11月21日木曜日

吉報

11月22日(金)

 定時に研究室に到着。百万遍で研究科長の姿をお見かけする。

 午前、自分の仕事、メールの返信、気分転換の読書など。

 午後、吉報が届く(自分の案件ではない)。それに伴い、来年度の授業の調整のために教務掛などへ問い合わせの連絡。幸いなことに学生研究室に若手研究者がおられたので、その場で依頼をして話を取りまとめる。すべて完了。とにかくよかった。おめでとうございます。

 所要があるため、夕方早めに退室。上六のカフェで仕事をするつもりが、筆記用具を忘れるというチョンボ。うぅぅ。

2024年11月20日水曜日

会議、ハローキティ

11月21日(木)

 定時に研究室に到着。いつものように集中できる時間に自分の仕事。

 早めに昼食をとって、午後から教務関連の仕事を始める。

 昼過ぎから教授会。合い間に講習会を挟んで18時頃まで。

 会議の空き時間に教務関連のメールを送信。後輩の先生にも返信のメールをお送りする。考えなければいけないことあり。『アストロノミカ』を読み始める。

 19時前に退室。夕食後、オンラインの雑談。ハローキティが40年ほど前のイタリア(の一部?)で流行っていたことを知る。

マーニーリウス『アストロノミカ』、梅田で映画

11月20日(水)

 定時に研究室に到着。今日は11月祭で授業がないので気が楽。集中できる午前中にいつものように自分の仕事。匍匐前進のスピードだが、前には進んでいる(と思う)。

 早めに昼食を食べて、午後の予定を確認。

 自分の仕事のつづきをしてから、教務掛に問い合わせの電話。誤植のあった書類を修正して再提出する。ふぅ。頼まれごとの情報を調べて返事の下書き。

 同僚の先生から訳書をご恵投頂く。マーニーリウス『アストロノミカ』。急いでお礼の返事をお送りする。ありがとうございました。


 夕方早めに退室。久しぶりに梅田に寄って映画『呪われた絵画』。イタリア人監督の作品だが台詞はほぼ英語。主役のローレン・ラベラは良かったと思う。メラニー・ゲイドスも。

梅田グランフロントの周辺


 

2024年11月18日月曜日

非常勤、業務

11月19日(火)

 非常勤の授業をしてから百万遍へ。11時過ぎに研究室に到着。
 
 忘れないうちに非常勤の業務報告書を提出。

 昼食のおにぎりを食してから、自分の仕事、業務、自分の仕事。一つ、大きなミスをしでかしていたことに気がつき愕然とする。どうしたものか。

 気分転換の読書を交えつつ、何とか気をとり直して自分の仕事のつづき。

 17時過ぎに退室。帰宅後、大急ぎで家事。すべて終えてから近所の図書館に行って1時間弱校正。

 急に寒くなったせいか調子が上がらない一日だった。明日からまた頑張るべし。

仲介者としての天使あるいはダイモン、詩連とシンタックス

11月18日(月)

 定時に研究室に到着。

 2時限と3時限の支度(資料のコピー)。午前のタッソの授業では、人間と神の間をつなぐダイモンあるいは天使の役割が論じられた箇所を読む。『使者』の本文で言及されているプラトンの『饗宴』の一節(22章の202e)を確認。

 授業終了後、参加者のお一人が、デ・キリコ展に行ってきましたと報告してくれる。先週の授業で「機会があったら是非どうぞ」と宣伝していたので、ちょっとうれしい。

 午後の文学史の授業では、冒頭、形式と内容の関係について簡単に紹介する。韻文の場合、詩形がしばしば文体(シンタックス)を規定していることを説明する。次いで、アリオストの『狂えるオルランド』の第23歌(オルランドがアンジェリカとメドーロの成り行きを知る場面)と34歌(アストルフォが月に昇ってオルランドの正気を発見するシーン)を確認する。最後に、8行詩節内のシンタックスの構成について簡単に解説し、参加者の皆さんにちょっとした問題(クイズ)も考えてもらう。おつかれさまでした。

 研究室に戻って自分の仕事を少しだけ進める。17時過ぎに退室。

 帰宅後、家事。苦戦。

2024年11月17日日曜日

墓参り

11月17日(日)

 今日は用事が控えているので、起床後ただちに自分の仕事。何とかクリアー。

 朝食後、急いで支度をして天王寺へ。待ち合わせの時間になんとか間にあう。手配して頂いた小型バスで河内長野にお墓参り。親戚の方々と久しぶりに懇談。

 滞りなく墓詣でを終え、天王寺に戻って会食。帰路の車内ですこし眠らせてもらう。

 ハルカスで惣菜を買って帰宅。兵庫県知事選の結果を少し拝見。

 明日からまた頑張ろう。

 

2024年11月16日土曜日

大学へ

 11月16日(土)

 朝食を食べ、掃除機をかけて、大学へ。12時頃に研究室に到着。

 静かに仕事ができるかと思いきや、意外に賑やかな校舎内。自分の仕事と来週の授業の準備にいそしむ。18時半ごろまで。

 帰宅後、吾妻ひでおの「失踪日記2」を再読する。シリアスな内容なのにそっけなく最後の頁に置かれた「生まれ出づる渇き」にやはり目がいく。

 晩、youtubeで音楽を聴いてしまう。

2024年11月14日木曜日

ソネット159、教室の予約など

 11月15日(金)

 定時に研究室に到着。いつも通り通勤が出来て、ありがたい。

 朝一で講義室の予約。時計台ホールの情報も調べてみる。

 一区切りついたところで、校正、業務、3時限の準備など。

 昼食後、少し仕事をしてから教室へ。今日読んだなかの一節:

In qual parte del ciel, in quale ydea

era l’exempio, onde natura tolse

quel bel viso leggiadro, in ch’ella volse

mostrar qua giù quanto lassù potea?

ラウラの美しさがイデアと重ねあわされているところが面白い。

 授業終了後、教室使用願いを提出。図書館で一服。

 夕方、自分の仕事に取り組む。ここ数日調子が上がらない。疲れているのかもしれない。19時頃に退室。

2024年11月13日水曜日

論文演習、会議、業務連絡

11月14日(木)

 今日も定時に研究室に到着。2時限の支度をしてから、自分の仕事を少し進める。

 午前の論文演習はお二方の修士論文の発表。生みの苦しみの段階。あともう少し。

 研究室に戻って急いで昼食をとり、教務掛に教室の空き具合について問い合わせ。その結果をメール送信してから、午後のオンライン会議の支度。会議はいくつか議題あり。深く反省する件あり。

 会議終了後、月末の意見交換会について同僚の先生方に情報共有のメールを送信する。

 それから自分の仕事。ちょっとひどい状況なのでやる気が起きないが、頑張るべし。

 19時ごろに退室。

 

2024年11月12日火曜日

1908年のメッシーナの震災

11月13日(水)
 
 定時に研究室に到着。
 
 午前の集中できる時間に自分の仕事。捗らない。気分転換に、教務関連の業務など。
 
 昼食後、4時限の支度。今日の授業では1908年にメッシーナを襲った大地震の写真とその解説を読む。以下の一節に登場するGaetano Salveminiは当時メッシーナの大学で教鞭をとっていた歴史学者で、この地震の報告を書き残している:

Salvemini si salvò avvinghiato alla tenda della finestra mentre la facciata della casa crollava, ma la moglie, i cinque figli e una sorella perirono. Il sisma, 7.1 della scala Richter, fu seguito da un maremoto che travolse molti abitanti fuggiti sulle rive per sottrarsi ai crolli.

地震の後に発生した津波(maremoto)が、海岸に避難していた多くの住人を飲み込んだという記述が印象的。死者の数は8万から12万にのぼったという。単純に比較することはできないが、2011年の震災がマグニチュード9で死者2万人強なので、メッシーナの地震が規模の割に大きな被害を出していたことがうかがえる。建物の特徴にも由来する結果と思われる。

 午後、非常に効率が落ちるなか自分の仕事を少しだけ進めて、19時過ぎに退室。

2024年11月11日月曜日

非常勤、寝不足

 11月12日(火)

 非常勤の一コマを終えてから11時過ぎに百万遍に到着。

 出町柳で購入したお弁当をさっさと頂いて、自分の仕事。合い間に業務メールの下書きを作成する。寝不足気味で、作業全般が捗らない。

 夕方、自分の仕事を強制終了して退室。

 帰宅して、大急ぎで家事。それから久しぶりに近所の図書館に足を運んで、1時間ほど作業のつづき。

 晩は、机の上の片づけ。ちょっとすっきり。

2024年11月10日日曜日

タッソの対話篇、イタリア文学史、相談事

11月11日(月)

 定時に研究室に到着。フル回転で2時限、3時限の準備。夕方の来客に備えて部屋を整理整頓。

 午前のタッソの授業で読んだ個所に次のような一節あり:

Questa catena altro non significa che la catena amorosa,con la quale Iddio potentissimo non è mosso da gli dei minori o da l’altre creature, ma egli tutte le muove come amato e desiderato: perché se Iddio amasse per ricever perfezione, l’oggetto amato sarebbe l’agente ed egli sarebbe il paziente, onde ne seguirebbe ch’egli sarebbe giù tirato:

最後のonde節内の代名小詞neは、前の内容をうけてdi cioという含み。seguire che...と合わせて「そこから(che以下の結果が)生じる」という意味。タッソの対話篇に度々出てくる表現ではある。

 3時限の文学史では、ボイアルドとアリオスト(及びフィレンツェとフェラーラの騎士物語の評価の違い)について説明を始める。アリオストの『狂えるオルランド』を念頭に、作品の主要人物が狂人となる意味を解説する。『ドン・キホーテ』では、自分を騎士と思い込んだ主人公の特異なヴィジョンが、世界の見方を相対化する役割を果たしている。一方『狂えるオルランド』の場合は、強さと分別と徳を兼ね備えた騎士が、全裸で野原をさまよう野人に変貌する落差が一つの焦点となっている。ついでにフーコーの『狂気の歴史』に指摘された、狂人を拘束する時代の到来についても簡単に言及。

 夕方、後輩の皆さま(非常勤の先生、同僚の先生、若手の研究者)と相談事。みなさん、クレバーで責任感があって頼もしい限り。こういう方々とのお話は生産的でありがたい。

2024年11月9日土曜日

デ・キリコ展

 11月10日(日)

 朝食、掃除機がけの後、神戸へ。

 デ・キリコ展。影を引くイタリア広場の靉靆とした色調を拝見する。遠近法の消失点に収束しない直線、乱雑に積み重なった定規のような図形、床に転がる古代の遺物・彫刻、名高いマネキン像など。時間・空間・秩序の相対化がキリコの一つの特徴なのだろうと勝手に納得する。何枚かの絵に見られた時の流れを象徴する果物も印象的。いい展覧会だった。

 元町で昼食を食べて帰阪。上六に立ち寄り、買い物をして帰宅。

 夕方、金ちゃんの飼育ケースの掃除。指の稽古など。

2024年11月8日金曜日

オンラインシンポジウム「中近世イタリア・地中海世界における奴隷」

11月9日(土)

 朝食、掃除機がけの後、大学へ。12時前に到着。

 校正をしてから昼食のカップ麺とヨーグルト。それから研究会オンラインシンポジウム「中近世イタリア・地中海世界における奴隷」にアクセス。勉強になった。特にインド洋まで含めた大きなパースペクティブで奴隷制度の流通を研究できる可能性が刺激的。基調講演を行った先生の姿を懐かしく拝見。定年退職されて数年経っているはずだが、若々しい知的探求心。コメンテーターの先生方にご自身の質問を繰り返し投げかけていた。見習うべし。

 夕方、来週の授業の準備をしてから17時過ぎに退室。

 帰宅後、指の運動。それからプールへ。ビールを飲まずにまっすぐに帰宅、えらい(どのお店も混んでいたのが幸い)。

2024年11月7日木曜日

ソネット156

11月9日(金)

 朝、家を出たところで定期ケースをもっていないことに気づき、急いで取って返す。しかし、自室を探しても見つからない。諦めて出勤。うぅぅ。車内で同僚の先生にメールを送信。いつもより10分遅れで研究室に到着。 

 午前、データ資料に付す説明文を書き上げる。イタリアにご機嫌伺いのメールを送信。

 午後、3時限の支度。今日読んだソネット156は、ラウラが泣いている姿をうたった一連の作品の一つ。第一連は:

I' vidi in terra angelici costumi

e celesti bellezze al mondo sole,

tal che di rimembrar mi giova e dole,

che quant'io miro par sogni, ombre, e fumi;

1行目のterraとangelici、2行目のcelesti bellezzaとmondoのコントラストから作品のテーマが浮き彫りにされる仕組み。4行目のquantoは関係代名詞で「私が見るものはすべて夢、影、煙に思われる」という意。ラウラの天上の美しさの前では、地上の事物はすべては空しい、至高の価値によって他の存在が相対化されるパースペクティブ。虚しさを生み出すメカニズムとして文学史の授業でもこの一節を紹介している。

 授業終了後、附属図書館に立ち寄って軽作業。それから文学部の総務掛で会議室の予約。

 研究室にもどって19時ごろまで校正。 

 

 

斎藤幸平氏と民主党のシュラインさん

11月7日(木)

 家を出る前に同僚の先生方にメールを送信。定時に研究室に到着。

 2時限の演習の支度をしてから紀要の伊語原稿に取り組む。授業は、大学院生お一人の発表。今日も有益な助言・意見が多数。時間を少し延長して質疑応答。

 昼食後、紀要原稿のつづき、明日の授業の準備など。

 夕方から、初校の校正を始める。苦行。進まない。時間をかけてもいいので、丁寧に取り組もう(自分に欠けてるところ)。19時ごろに退室。

 夕食後、久しぶりにオンラインの雑談。『人新世の「資本論」』の斎藤幸平氏が民主党のシュラインさんと対談しているという記事を教えてもらう。Elly Schlein e il filosofo giapponese bestseller Saito Kohei. "Perche' possiamo ricominciare da Marx"

こちらは動画:Elly Schlein e il filosofo giapponese bestseller Saito Kohei: "Così Marx può aiutarci a combattere le diseguaglianze" - la Repubblica

 『人新世の「資本論」』はイタリアでも刊行されているそうなので、雑談ついでに一読をお勧めする。

2024年11月6日水曜日

伊語講読、Green Day, "American Idiot"

11月6日(水)

 定時に研究室。

 午前の集中できる時間に伊語原稿に取り組む。一区切りついたところで、イタリアにメールの返信。色々と大変。

 昼食後、4時限の支度。今日の講読では、1872年4月26日のヴェルヴィオ山の噴火の写真を取り上げた一節を読み始める。小プリニウスによる79年の噴火の報告も引用されている。またこれと対をなす形で、マラパルテによる1944年の噴火の描写が紹介されている。古代から20世紀まで、大きなパースペクティヴで自然の脅威を記述しているところがさすが。

 授業終了後、学術雑誌を探しに総合研究5号館に出かける。

 夕方、初校の校正を始める。結構、大変……

 アメリカ大統領選挙はかなり早い段階でトランプ氏の勝利が確定したようだ。

                                              Green Day, "American Idiot"



 

 

2024年11月5日火曜日

紀要原稿ほか

11月5日(火)

 朝のニュースで京阪電鉄が事故で止まっていることを知る。7時30分ごろに運転再開とのことだったので、いつも通りに家を出る。しかし、ダイヤの乱れで45分ほど遅れて研究室に到着。今日は非常勤先の大学が休みなので助かった。

 紀要の原稿を進めてから、メールの返信・送信に取り組む。

 昼食はお弁当のラーメン(つけ麺?)。

 午後、同僚の先生から送られてきた伊語原稿を読んでお礼と簡単な感想を書き送る。短いけれど面白い論考なので乞うご期待(Studi di lingua e letteratura italianta del Dipartimento di italianistica dell'Universita' di Kyotoの第三号に掲載予定)。編集作業を少し進める。

 自分の原稿も少し前進させて17時過ぎに退室。

 

 

2024年11月3日日曜日

プールほか

11月4日(月・祝)

 朝食、掃除機がけの後、区民プールに電話をしてゴーグルと水泳キャップの置き忘れを確認。

 10時過ぎに上六のカフェにいって紀要原稿。帰りしな、デパートのスポーツ用品売り場に立ち寄り水泳用の鼻栓を購入。いったん帰宅してから区民プールへ。無事に忘れ物を回収していつものようにゆっくり泳ぐ。どこにも立ち寄らずに帰宅して遅めの昼食を自分で作る(即席めん)。

 夕方、金ちゃんの飼育ケースの水替え、指の運動。散歩がてら上六の明石焼き屋さんへ。

 久しぶりにゆっくりできた一日。

2024年11月2日土曜日

休日、プール

11月3日(日・祝)

 朝食の後、実家に電話。法事に参加すべきところ、諸般の事情により辞退することになった。帰省の代わりのご機嫌うかがい。掃除機をかけてから、ちょっと仕事。

 連れ立って長堀の園芸店に行き檸檬の低木を購入。モンステラのいい小鉢があったので研究室用に購入したかったが、檸檬がかなりの重要なのであきらめる。往路と同じく地下鉄を乗り継いて帰宅。

 午後、久しぶりに区民プールへ。休み休み1000メートルほど。阿倍野の温泉に寄ってから徒歩で帰宅。水着を洗濯機に入れようとしたところでゴーグルと水泳キャップを置き忘れてきたことに気がつく。急いでプールに確認したものの行方知れず。明日もう一度問い合わせてみよう。

 夕方、久しぶりに指の運動。それから上六のカフェに行ったものの混んでいたので、そのまま散歩をして帰宅。 

かわいいパイナップル

園芸店屋上










  

2024年11月1日金曜日

研究室

11月2日(土)

 朝食、掃除機がけの後、研究室へ。幸い(ほぼ)雨に降られずに到着。11時半ごろ。同僚の先生にメールのお返事。

 一つ仕事を終えたので、次の課題の優先順位を確認する。あまり時間の余裕がない。最初にやるべき仕事にとりかかる。

 昼過ぎ、出町柳で購入したおにぎりとストックのカップ麺を食す。それから伊語ライティングのつづき。今日も集中力はいま一つだが、少し前進。一区切りついたところで非常勤の授業の準備。今日も疲れているようなので、早めに17時過ぎに退室。

 帰宅後、溜まっていた私用に取り組む。