2026年11月2日月曜日

授業(2コマ)

 今朝は、早めに研究室に到着。

 2、3時限の準備。コピーをとり、テクストを読み直す。一通り作業を終えてから研究(草稿のつづき)。

 午前はタッソのIl Manso overo de l'amicizia、今日読んだページの一節:

[...]: perché gli amanti non godono de le cose medesime, ma l’uno de l’aspetto e de la bellezza de l’amato, l’altro de la servitù e de l’obedienza de lo amatore; laonde spesse volte suol mancare l’amicizia co ’l fior de l’età e de la bellezza, perciò che a l’uno di loro non piace più l’aspetto come soleva, a l’altra non si fa più la medesima servitù. 

(訳)というのも恋人たちは同じことを享受しているわけではなく、一方は想いを寄せる人の外観とその美しさを、他方は自分を愛する人の隷属と服従を享受するものだからです。それ故、しばしば若さと美の花とともにその友情は衰えてしまうのです。というのも恋人の一方にとっては、かつて好まれていた外観はもはや好ましいものではなく、他方の女性にとってはこれまでと同じだけの隷属がなされなくなりますから。

これは、徳に基づく友情で結ばれた者たちと異なり、恋人たちの間では喜びが連続しない理由を示した一節。おもしろいのは、恋人たちの「一方」l'unoと「他方」l'altro、「愛される人(想いを寄せられる人)」l'amatoと「愛する人」lo amatoreがすべて男性形であるのに対して、最後のl'altra「もう一方の女性」(愛されて人)だけが女性形という点。ここに目をつけた鋭い大学院生から質問をうける。男性形の連続は、男同士の友情を論じる流れのなかで、男性の立場から記述がなされているため、一方、最後に女性形が現れるのは、想いを寄せる男と寄せられる女という定型的な関係がここにきて詩人の頭によみがえったのでは、という見方を提示したのだが、もともと男性間の友情の一つのパターンとして恋愛に基づくケースが想定されていて、その友情のはかなさの証左として男女の一般的な成り行きが挙げられたと解した方がいいようだ。次回に補足。

 授業終了後、研究室にて和訳の課題を確認。

 昼食を済ませて3時限の支度。スライドとyoutubeの見直し。

 その文学史講義では、レオパルディの散文の紹介を終えて詩作品へ。原文に即してカンツォーネの形式を説明する。脚韻の役割についても簡単にご紹介。時間切れで「無限」には至らず。この田園詩とアンジャンブマンの技法については次回の授業で。

 草稿を一歩前進させて、夕方早めに退室。

 帰宅後、家事。

 

2026年11月1日日曜日

11月

 朝食、掃除機がけの後、親戚宅へ。2時間ちょっと書斎をお借りする。

 13時ごろに帰宅して、即席めんをいただく。

 一服後、近所の図書館へ。1時間ほど授業の準備。

 そのまま上本町に出て、明石焼き屋さんにて小腹を満たす。ドラッグストアーで買い物をして帰宅。

 今日は比較的ゆっくりできた。明日からまた頑張るべし。

2026年10月31日土曜日

研究室へ

 朝食、掃除機がけの後、生きもののお住いをきれいにする。

 支度を整えて大学へ。11時ごろに百万遍に到着。

 来週の授業の準備の第一段階(配布資料のコピー)を済ませてから、出町柳で購入したお弁当をいただく。

 午後、研究。草稿のつづき。記述の難しい一節に取り組む。提示すべき情報の順序・バランスを考えつつ段落全体を書き直す。

 次いで、講義の準備の第二段階。教室で取り上げる作品に沿ってトピックを整理しながら、補足資料を作成する。20時ごろに退室。

2026年10月30日金曜日

授業(ソネット219)

 定時に研究室に到着。

 同僚の先生方に、昨日送信したメールに不要な資料を添付したことへのお詫びのメッセージ。

 次いで、2時限の準備。テクストを読み直し、和訳の課題を作成。余った時間で研究(草稿のつづき)。

 今日のペトラルカの授業では、ソネットの218と219を読む。後者の第二連:


Quella ch’à neve il volto, oro i capelli,

nel cui amor non fur mai inganni nè falli,

destami al suon delli amorosi balli,

pettinando al suo vecchio i bianchi velli.

 (訳)雪の顔と、黄金の髪をもち、

その愛に偽りも過ちもない彼女が、

愛の舞踏の響きで私の目を醒ます、

老いた伴侶の白い髪をとかしつつ。


一見ラウラのように見えるこの女性は、曙の女神(アウローラ、オーロラ)。「愛の舞踏の響き」(il suon delli amorosi balli)は、前連に描かれた朝の鳥たちの囀りと澄んだ川のせせらぎを指している。

 課題を確認してから昼食。

 午後、教務関連の書類を仕上げて提出。

 共同研究室にいた若手研究者に何点か確認をする。

 来週の授業に備えて書籍を検索し、附属図書館にてルソーの『エミール』を借り出す。その足で時計台購買部に立ち寄り、注文していた名刺を受け取る。総務掛で検収を済ませて研究室に帰還。

 仕事が進んでいないが、所用のため早めに退室。明日がんばろう。

2026年10月29日木曜日

授業の準備ほか

 定時に研究室に到着。

 同僚の先生からの依頼メールに対応する。こちらの勘違いでポカをしかけたが、作業に手間取ったのが幸いして事無きを得る。新たに届いた情報をもとに先生方にお送りする文面を書き改め、無事に送信。

 一服後、いつもの勉強をしてから研究。草稿を書き進める。合間に文学史講義の予習。

 昼食後、授業で使う予定のレオパルディの詩作品について理解を深める。次いで、明日の授業の準備。ペトラルカのソネット220を読み直す。

 夕方、メールを一通送信して、早めに退室。