2026年7月4日土曜日

研究室へ、『猫の客』

 朝食後、掃除機はかけずに大学へ。11時頃、百万遍に到着。

 来週の授業の準備。一区切りついたところで、出町柳で購入したお弁当を頂く。

 昼寝をしてから月曜の授業の支度を再開。コピーをとったり文献を読んだり。

 夕方、研究を一歩前進させる。それから7月の業務の一つに取り組む。

 18時過ぎに退室。

 先月読んだ一冊、平出隆『猫の客』。住まいの借家を訪れるようになった近所のネコとのつきあいが、細やかに記されている。自然な状態で生きる存在を尊ぶ距離のとり方がとてもよい。母屋の庭に棲まうトンボと接する場面が奇跡の一瞬。不動産投機(バブル)が猖獗を極める80年代のさなか、東京の路地裏の小さな世界が、時代の風潮に対する静かなプロテストにもなっている。フランス語版(Le chat qui venati du ciel)と英語版(The guest cat)にドイツ語訳とイタリア語訳(Il gatto venuto dal cielo)、スペイン語、ポルトガル語版もあるようだ。



2026年7月3日金曜日

ソネット210

 定時に研究室に到着。

 2時限の準備に集中する。聖書の「詩篇」とウェルギリウスの『牧歌』第九章、それぞれの一節をコピーする。
 
 今日の授業ではソネット209と210を読む。後者の第2連:

  Qual dextro corvo, o qual mancha cornice
canti 'l mio fato, o qual Parca l'innaspe?
Che sol trovo pietà sorda com'aspe,
misero onde sperava esser felice.
いかなる右手のカラス、いかなる左手の灰色ガラスが
私の(良い)運命を歌うのだろう、いかなるパルカが紡いでくれるのだろう?
というのも私は、毒蛇のように耳を閉ざす慈悲(=ラウラ)を見出すばかり、
哀れにも、その慈悲から幸せを望んでいた。

 注釈によると、右手のカラス(corvo)あるいは左手の灰色ガラス(cornice)が良い未来を告げるという伝承は、キケロの作品に確認できる。corvoとcornice (=cornacchia)はどちらもカラスという訳語になってしまうが、後者は、和名が示すような特徴のある種らしい(corvus cornixウィキペディアの情報)。
 「毒蛇のように耳を閉ざす」というのも不思議なたとえ。これについては「詩篇」の次のくだりが典拠に挙げられている。「蛇の毒にも似た毒を持ち/耳の聞こえないコブラのように耳をふさいで/蛇使いの声にも/巧みに呪文を唱える者の呪文にも従おうとしない」(『聖書』(新共同訳)、「詩篇」58, 5-6、日本聖書協会、1987年)。頑なな「慈悲」ではある。

 以上のような点を確認して授業を終える。課題の和訳をチェックしてから昼食。

 午後、来週の授業の準備。なんだか慌ただしい。

 夕方、早めに退室。

2026年7月2日木曜日

会議ほか

  定時に研究室に到着。傘は要らなかったが、湿度がきつい。

 自分の勉強をしてから、院生さんの研究発表のレジュメを再確認。取り上げているテクストに、意味のとりづらい箇所が散見される。読解がむつかしい詩。

 2時限にその発表。参加者のみなさんから有益なコメントが寄せられる。

 時間を超過していたので、急いで研究室に戻り昼食。次いで午後の委員会の予習。

 会議は無事に終了。

 夕方、同僚の先生方へのメールを書き上げる。明日の授業の準備をして19時に退室。

 

2026年7月1日水曜日

授業など

 定時に研究室に到着。

 いつもの勉強をしてから研究(論文の修正)。

 一区切りついたところで、オープンキャンパスの展示用書籍を、文学部図書館までお届けする。そのまま東一条のイタリア会館に出向いて、署名捺印を済ませた書類を提出。

 研究室に戻り、草稿の修正をワンパラグラフ進めてから、午後の授業の準備。

 昼食後、授業の支度。部屋に掃除機をかける。

 4時限の歴史講読では、19世紀末に撮影されたローマの洗濯場の写真の解説を読む。洗濯を仕事にする女性たち(le lavandaie)と、洗濯場の様子・変遷が紹介されている。学生さんから、「このfanne (fa'+ne)のneはどういう用法ですか」「どうして子音が二つになるのですか」などイタリア語文法に関する質問がいくつか出て楽しかった。教え甲斐があるぞ。

 授業終了後、7月の課題に取り組み始める。
 
 19時ごろに退室。一階の出入り口付近で、お帰りになる研究科長にご挨拶。

2026年6月30日火曜日

図書館、ルネ

 定時に研究室に到着。ワールドカップの日本戦が明け方にかけて行われた影響か、今朝の電車はいくぶん空いていたような……。

 いつものようにルーティーンの勉強をしてから研究。11時ごろ附属図書館に赴き本を返却。ルネまで足を伸ばし、新刊書を見て回る。

 研究室に戻る前に文学部図書館に立ち寄って、配架の変更をお願いしていた書をもちかえる。

 昼食後、依頼メールに対応。こちらのなすべきことが理解できなかったので問い合わせの返信を送り、事務に電話して情報を把握する。

 気分転換に読書。それから研究のつづき。

 17時ごろに退室。帰宅後、家事。

 今日で一年の半分が過ぎてしまった。年初の目標を確認してみよう。