2024年11月25日月曜日

タッソの『使者』

11月25日(月)

 定時に研究室に到着。メールの返事と水曜日のZOOM会議の案内を送信。

 2時限と3時限の支度をしてから余った時間で自分の仕事。

 午前の授業で読んだタッソのIl messaggieroの一節:

[...] e perché la virtù de la fantasia è grandissima, quando gli uomini vengono a gli abbracciamenti d’amore, venendoci pieni di sì alta imaginazione, i figliuoli che poi son prodotti soglion nascer simili a quell’eccelente idea di valore e di bellezza ch’i padri ne la mente avean conceputa.

(訳)[…」また想念の力は、人間が愛の交わりをして、深い想像に満たされるときに、非常に強くなるものなので、生まれてくる子どもたちは、父親がその時精神のうちに宿した美と徳のあの優れたイデアに似たものとして生まれてくることになる。

後期のタッソの作品にしばしば現れる"fantasia"と"imaginazione"(及び"imagine")という用語についてざっと紹介する。

 午後の文学史の授業では、期末の課題のレポートについて註・参考文献・引用の提示方法を説明。プラクティカルな情報なのでどこかで必ず役に立つ(と思う)。

 業務メールを一通送信して17時ごろに退室。

 帰宅して家事。咳が出て頭が重いので、外出は控える。