4月29日(月・祝)
朝食、掃除機がけ。大学に行くつもりだったが、今日の予定を息子に聞かれてその旨を答えたところ、はぁ? というご反応だったので自宅に留まることに。体調も万全ではないので妥当な判断だったと思う。
午前は上六のカフェにて作業。一通り終わったことにして、メールを送信。
帰宅して昼食のトーストを頂く。
熟睡できない昼寝の後、近所の図書館に行って授業の準備。そのまま阿倍野のデパートに行ってアスコットタイを探すも見当たらず。季節商品なのか、在庫がないというご説明だった。
デパートを出てホームセンターまで歩いて水草を購入。いつも優しい店員のお兄さんが、今日もにこやかにお客さんの相手をしていた。
咳と鼻づまりでのどがかわくので、天王寺で一服してから帰宅。
夕方、指の運動と、金魚の飼育ケースの掃除(えらい)。
必要があって、アリストテレス『動物の進行について』(『アリストテレス全集』10、所収、永井龍男訳、岩波書店、2016)をぱらぱら眺める。その一節:
「[…」われわれは、すべての自然の働きにおいて事物がそういう仕方であることを把握したのである。そのうちの一つは、自然は何ものも無駄には作らず、常に、動物のそれぞれの類に応じた本質存在にとって可能なことのうちで最善のものを作る、ということである」(第二章、298頁)。
この一節に付された註も有益:「アリストテレスのいくつかの著作(特に動物学関係の著作)で、これと同様の表現が度々現れており、自然における合目的性を示唆する表現とみなされている。ただし、アリストテレスの自然学における目的論は、自然的事物において合目的的連関が存在することを主張しはするものの、必ずしも意図された(意識的な)目的があることを主張しているわけではないことに注意する必要がある」(299頁)。
アリストテレスは、健全に世界を見ている。