2025年11月30日日曜日

休日

 朝食、掃除機がけの後、水草(&タニシ)のガラスケース(その2)の水替え。一服した後、親戚宅へ。12時過ぎまで自分の仕事に取り組む。

 いったん帰宅して、昼食にカレーうどんを頂く。

 それから支度をして区民プールへ。寒くなって汗をかかなくなったせいか、身体が重い。水のなかですぐに息が切れる。クロールと平泳ぎで1000メートルほど。最後の300メートルは、ちょっとスピードを上げて泳ぐ。すっきり。

 帰宅後、家事。金ちゃんの飼育ケースの掃除も。

 夕方、明日の授業の準備。

2025年11月29日土曜日

研究室

 朝食、掃除機がけの後、水草(&タニシ)の鉢(その1)の水替えをする。それから大学へ。12時前に百万遍に到着。

 月曜日の授業の準備をしてから、昼食のおにぎりを頂く。

 一服した後、自分の仕事と研究。捗らない。切りのいいところまで紀要原稿の執筆を進めて19時半ごろに退室。つかれました。

2025年11月28日金曜日

授業、仕事

 定時に研究室に到着。

 集中できる午前中に、自分の仕事と研究を進める。一区切りついたところで、3時限の準備にとりかかる。

 昼食後、急いで支度をして教室へ。今日読んだ一節:

Senz’acqua il mare, et senza stelle il cielo

fia inanzi ch’io non sempre tema, et brami

la sua bell’ombra, et ch’i’ non odi, et ami

l’alta piaga amorosa, che mal celo.

(訳)海から水が、空から星が消えるだろう、

あの樹の美しい影を、いつも恐れ、求めるのを

わたしがやめる前に、また隠しきれない、

愛の深手を憎み、慈しむのをやめる前に。

 あり得ない事象を引き合いに出した修辞的な一文。日本の古典にも「からすの頭が白くなっても」という言い回しがある。この種の誇張的な表現に興味がある。

 授業終了後、自室にもどって、雑用、研究、自分の仕事など。懸案のメールを送信して19時半に退室。

2025年11月27日木曜日

仕事、会合、森にすむ家族

 定時に研究室に到着。

 自分の仕事と研究。途中、気分転換に百万遍まで散歩。ドラッグストアーでヨーグルを購入する。

 自室に戻って研究のつづき。

 昼食後、自分の仕事を少し進めた後、ZOOMの会合に参加する。しっかり議論がなされて17時頃に終了。関連資料をメールで事務にお送りする。それから自分の仕事と研究。

 19時前に退室。

 最近イタリアで問題になった森に住む家族と、子どもを保護する処置を決定した裁判所に対する右派の批判の話(Perché la destra si è presa a cuore la“famiglia nel bosco”)。この記事の意見にしたがえば、大半のエコロジストは伝統的な保守主義に属することになるだろう。ただ同盟のサルヴィーニのコメントは、反消費主義や環境保護の理念とはほとんど関係がないように見える。右派とって大事なのは、公教育に対して家庭のしつけを優先する自由主義的な方針と、記事の最後に出ている、ノマドの子どもたちを劣悪な環境から守るために親から遠ざけた先般の処置との兼ね合いだと思われる。

2025年11月26日水曜日

授業(歴史講読)ほか

 定時に研究室に到着。

 自分の仕事。なかなか進まない。
 
 院生さんからの留学相談メールに、返信を書き送る。

 昼食後、4時限の準備をしてから自分の研究を一歩前進させる。

 今日の歴史講読では、後期中世(il tardo Medioevo)以降、ヨーロッパでは南部よりも北部で人口が急増するという事実とその理由(農作物の収穫量)を説明した箇所を読む。穀物の栽培には水(雨)と日照が必要だが、地中海性気候ではこの両者がうまくカップリングしないという話。

 授業終了後、散歩がてら附属図書館に。

 研究室に戻った後、メールを送信するつもりだったが、もう少し考えてから返事をすることにする。

大学内の一角


2025年11月25日火曜日

授業(非常勤)、EMS発送

 朝一で非常勤の講読。前回につづいて、行き過ぎた経済活動に対する教皇フランチェスコの批判を紹介した個所。その解説のなかに、2015年に出された回勅Laudato si'の一節が引用されていたので、このタイトルがアッシジの聖フランテェスコの『被造物の賛歌』Cantico delle creatureからとられていることを確認する。ついでにジャンフランコ・ロージ監督の『旅するローマ教皇』の予告編も教室でご覧頂く。



 いつものように11時過ぎに百万遍に到着。昼前まで業務。

 昼食後、研究、雑用、業務のつづきなど。落ち着かない。あたふたと部屋を片付けて16時半頃に退室。

 帰宅後、近所の郵便局から拙著などを発送する。ついでに書き損じのハガキを切手に交換して頂く。晩、家事。
 

2025年11月24日月曜日

研究室

 朝食、掃除機がけの後、大学へ。11時前に百万遍に到着。11月祭でキャンパス内が賑やか。いい感じ。

 取り急ぎ、やるべきこと(明日の非常勤の準備)に取り組む。一区切りついたところで、出町柳で購入したおにぎりを頂く。

 午後は、自分の仕事と、研究と、雑用。

 片付けをして16時頃に退室。平穏な一日。

2025年11月23日日曜日

休日2

 朝食、掃除機がけの後、久しぶりに親戚宅にうかがうもご不在。方向転換して近所の図書館へ。1時間ほど机をお借りする。

 昼過ぎに帰宅。昼食にお蕎麦を頂く。

 一服後、区民プールへ。今月の初め以来の水泳。いつものようにクロールでゆっくり1000メートルほど。すっきり。

 帰路、阿倍野の丸善に立ち寄って贈り物の文具を購入する。

 夕方、家事。一通り終えてから、上六まで散歩。

 晩、プレゼントを発送するための宛名作りを始める。

2025年11月22日土曜日

図書館、映画

  久しぶりの休日。

 朝食、掃除機がけ、部屋の片づけ、水草(タニシ)の鉢の掃除など。やるべきことが次々と……。

 昼食は、即席めんのフォーを自分で調理して食す。冷蔵庫にあったネギとレタスを適当に切って麺にのせ、しなびかかった使いさしの檸檬を、きゅっと絞って出来上がり。美味。

 午後、久しぶりに近所の図書館で1時間ほど机に向かう。研究を一歩進める。

 そのまま梅田に出て映画『赤い風船』と『白い馬』を観る。どちらも傑作。特に後者の、馬と少年の気高さ・美しさ。あと両作品に共通する孤独の情緒。映画『赤い風船 4K』『白い馬 4K』公式サイト

 風邪気味なので、退館後はそのまま帰宅。



2025年11月21日金曜日

説明会ほか

 定時に研究室に到着。

 自分の仕事(つぎからつぎにやってくる)と午後の説明会の予習。11月祭の準備日のために授業がないが余裕はない。

 昼食後、ZOOMでInCites My Organizationの説明会に参加。理系部局用のツールだと思っていたが、文学研究科にも用途があるようだ。

 終了後、自分の研究を一歩進める。所用のため、夕方早めに退室。
 いったん帰宅してから上六へ。無事に用事を済ませる。

 Repubblicaで少し前に読んだ英国王室のファッションに関する記事:"La principessa Kate e il maxi colletto che cita lady Diana"。ダイアナ元妃を想起させる、キャサリン妃のドレスの大きな襟について。衣服の細部にも歴史あり。

 

2025年11月20日木曜日

ジェンダー・人権研修会、死者の告示

 定時に研究室に到着。

 自分の仕事、研究にいそしむ。風邪を引いたようで咳がでる。えげつないくしゃみも。忘れないうちに、事務に電話を入れて業務情報の確認。それから昼食。

 オンラインの教授会の後、ジェンダー・人権研修会。社会学の伊藤公雄名誉教授が、男・女の固定化された枠組みを解体することで、経済と知識(学問)の可能性が広がるメリットを、多彩なエピソードを交えてご講演。勉強になった。

  18時前に退室。

 帰路の車内で読んだ、イタリアの新聞に掲載されている死者の告示(necrologio)についての記事:"Come funzionano i necrologi in un grande giornale"

訃報の掲載が結構な収入を新聞社にもたらしていること、有名人の死に際しては多くのメッセージが寄せられて紙面を埋めること、親族がその種のメッセージの掲載を断ることがあること、la morte della democrazia「民主主義の死」という告知を出そうとした人のエピソードなど、面白い情報多数。

2025年11月19日水曜日

授業(歴史講読)ほか

 定時に研究室に到着。

 研究(紀要原稿)に取り組む。一区切りついたところで、気分転換に百万遍へ。ドラッグストアーでヨーグルトを購入。先日気づいたのだが、安い。

 自室に戻って自分の仕事(住所調べ)など。

 昼食後、4時限の支度(和訳の課題の用意、部屋の掃除)。今日の歴史講読で読んだ一節:

Con le fonti tradizionali, sfruttate al più alto livello che l’economia vegetale del passato consentiva, sarebbero oggi necessari 5-6 pianeti come la Terra per fare fronte al fabbisogno energetico. (Paolo Malanima, Ambiente, clima risorse, p. 21)

 (訳)それらの伝統的なエネルギー源が、過去の植物基盤の経済が許容しえたもっとも高いレベル(効率)で行使されたとしても、エネルギーの需要に対応するのに、今日では地球のような惑星が56個必要となるだろう。

 冒頭の前置詞句は訳しづらかったかもしれない。条件法活用 ("sarebbero")に注意。
 
 授業終了後、雑務をこなして18時前に退室。

2025年11月18日火曜日

業務ほか

 定時に研究室に到着。

 午後の会合の準備、自分の研究。

 12時前に委員会の会場へ。途中、休憩を挟んで夕方まで。

 終了後、共同研究室にいた学会事務局長と立ち話。万事、おつかれさまでした。

 自分の仕事を少し進めてから、部屋の片づけ。19時ごろに退室。

2025年11月17日月曜日

事後処理など

 定時に研究室に到着。
 
 昨日のシンポジウムの後始末(教室の鍵と備品の返却)をしてから、自分の雑用と今日の授業の支度(資料のコピー)など。

 一区切りついたところで、明日の業務の準備を再開する。

 昼食後、資料をホッチキスで止めて教室へ。今日は、課題のレポートとからめて、註・参考文献の表記方法、引用の仕方などについて説明。レポートの書式と締切りについても確認。

 授業終了後、研究室に戻って明日の業務の準備。全学向けのリレー講義「ジェンダー論」の録画を聴講する。勉強になった。

2025年11月16日日曜日

研究室へ

 朝食、掃除機がけの後、大学へ。11時前に研究室に到着。

 隣の共同研究室で、大忙しの事務局長のお手伝い。今日のシンポジウムで配布する資料のコピーとホッチキス止め。部数が多いので時間がかかる。考えるところあり。出来上がった資料を会場に運び、今日も活躍中の学生さんたちにご挨拶。

 シンポジウムの間は自室にこもって今週の業務の準備。すいません。

 夕方、備品の片づけなど。念のため、会場となった教室の施錠を確認して、18時前に退室。

2025年11月15日土曜日

学会年次大会

 ほぼ定時に研究室に到着。

 会場となる教室へ機材・備品を運んで、学会大会会場の準備・設営。

 10時前に同僚の先生をご案内して開催校挨拶を頂く。お忙しいところ、ありがとうございました。

 午前・午後ともに、つつがなく発表が進む。

 閉幕のあいさつの後、教室の片づけ。学生さんたちの活躍で速やかに終わる。大助かり。多謝。

 カンフォーラでの懇親会に参加して先生方にご挨拶。22時前に帰宅。

2025年11月14日金曜日

大会の準備

 定時に研究室に到着。

 大事なメールを送信してから、研究(紀要原稿)にとりかかる。途中、教務掛からのメールに気がついて、来年度の授業計画表を修正して再提出。それから明日の学会大会の準備(案内「→」の作成・印刷など)。

 11時過ぎから3時限の準備。

 昼食後、和訳の課題をプリントアウトして教室へ。今日は名高いソネット194を読み始める。

 授業終了後、本格的に明日の準備(各種物品の借り出しなど)。18時過ぎに退室。

2025年11月13日木曜日

週末の準備

 定時に研究室に到着。

 メールの返信を済ませた後、午後の会議の予習。余った時間で少しだけ自分の研究を進める。2時限は、大学院生による週末の学会発表の予行演習。内容が整理されてきている。あともう少し。

 土日の準備について同僚の先生と相談。

 昼食後、ZOOM会議。つつがなく終了。

 散歩がてら百万遍のドラックストアーに足を運んで、休憩室に置く飲み物・菓子などを購入。この店は食料品も多数そろえており、値段も安いので、今後お世話になりそう。

 それから若手研究者と合流して学会大会の会場となる講義室を下見。

 夕方、細々した事務作業。自分の研究と勉強を少し進めて19時頃に退室。

2025年11月12日水曜日

あたふた仕事

 定時に研究室に到着。

 速やかに業務。事務に電話で情報を確認。これで大丈夫と油断していたら、昨日メールをお送りした掛の方が休暇を取られていることが判明。新たに同僚の先生に問い合わせをする事態となる。これとは別に、自分のスライドの修正など細々した対応に時間をとられる。作業の途中で、無理やり自分の研究。やるべきことを少しでもやっておかないと、ストレスが溜まる。

 昼食後、4時限の支度など。

 授業は無事に終了。前回に引き続いて、化石燃料の使用によるヨーロッパ経済の急拡大を概説した個所を精読する。

 夕方、休講届(非常勤)の作成・申請、同僚の先生へ問い合わせメールの送信、年末調整の書類の提出、文学部図書館への本の返却など。

 自分の勉強を少しだけこなして19時頃に退室。 

2025年11月11日火曜日

授業(ベネディクト16世)

 朝一で非常勤。行き過ぎた市場原理・消費主義に対する、教皇フランチェスコの批判を解説した頁を読み始める。
 
 ベネディクト16世の存命中の辞任が、教皇の世俗化をもたらし(精霊も、老いと病に脅かされた宗教的権威を加護できない)、職務を果たせず辞任する企業の管理職のように振る舞ったことが、教会の精神的価値を経済的な規律に従属させてしまったという指摘を精読する。 直近の四代(ヨハネ・パウロ2世、ベネディクトゥス16世、教皇フランチェスコ、レオ14世)は、みなイタリア以外の国から選出されている事実についても簡単に紹介する。

 いつもどおり11時過ぎに百万遍に到着。授業の事後処理をしてから昼食。
 
 午後は、業務(スライドの確認など)。少しだけ自分の研究を進める。

 夕方、早めに退室。

2025年11月10日月曜日

授業二つ("Il messaggiero"と文学史)

 定時に研究室に到着。

 2、3時限の準備。余った時間で少しだけ自分の研究。

 午前のタッソの授業では、引き続いてIl messaggieroの大使の役割を論じたパートを精読する。今日読んだ個所に次のような一文あり:

Che s’in questa corrozione de prencipi e di cittadinanze egli ad Aristide vorrà agguagliarsi, non gli dovrà esser grave soverchiamente s’egli per premio de la sua giustizia sia da le corti e da’ tribunali sbandito.

(訳)この堕落した君主たちや市民たちのなかにあって、もし彼(≒善良な大使)がアリステイデスに肩を並べたいと望むなら、正義の褒美として宮廷や裁判所から追放処分を受けたとしても、彼にとっては厳し過ぎることではないに違いないだろう。

 アリステイデスは古代アテナイの政治家・軍人。ペルシア戦争で功績をあげたのち、陶片追放(僭主になる恐れがある人物を市民が投票によって追い出す措置)の憂き目にあっている。上記の一節はこの史実を踏まえている。構文について補足すると、冒頭の"Che"は前後の文脈から「だから」「したがって」くらいの意と考えられる。non gli dovrà esser grave soverchiamenteの主語は、後続のse節。「以下のようなことが起こるとしても、それは…」という意味合い。ちょっと分かりにくいけれど、勘のいい人はすぐに対応できるようになると思う。

 昼食後、速やかに3時限の教室へ。今日の文学史の授業では、アリオストの『狂えるオルランド』のいくつかの場面を翻訳で確認しながら作品の特徴を紹介。8行詩節のシンタックス構成についても説明。参加者のみなさんに、簡単な問題を考えてもらう。

 授業終了後、業務、明日の授業の準備など。
 夕方少し早めに退室。
 帰宅後、家事(結構ハード)。
 
 

2025年11月9日日曜日

帰省二日目

 入浴、朝食後、チェックアウトをすませて駅に出る。線路を挟んで山側のスーパーに行って、郷土の物産を自宅用に購入。

 雨の中、用宗の港、静岡の駅ビル、清水のスタジアムに寄って帰路につく。

 新幹線の中で少しだけ自分の仕事。

 この週末はちょっとリラックスできたようだ。明日からまた頑張ろう。

2025年11月8日土曜日

帰省、八雲

 早めに起床して新大阪へ。新幹線と在来線を乗り継いで帰省。

 焼津駅から岡部町までバスに乗り、旅籠の資料館を見学。ついでに名高い酒蔵に立ち寄って、同僚の先生へのお土産を購入。当地のおにぎりを昼食に頂く。

 焼津駅にもどって買い出しをしてから実家へ。和やかに懇談。

 ホテルに荷物を置いた後、いつもお世話になっている和食のお店で夕食。小泉八雲と「耳なし芳一」について女将さんと話し込む。

 

2025年11月7日金曜日

授業(ソネット193のrima equivoca)

 定時に研究室に到着。

 研究を少し進めてから、来年度のカリキュラムの修正作業を始める。新たに非常勤の依頼をした先生からご快諾の返事を頂いて一安心。同僚の先生の迅速なご対応にも感謝。本当に仕事が早い。

 一区切りついたところで3時限の支度。

 昼食後、速やかに教室へ。

 今日の授業では、前回読んだソネット193の一節の押韻について検討する。

 Stiamo, Amor, a veder la gloria nostra,
cose sopra natura altere et nove.
Vedi ben quanta in lei dolcezza piove,
vedi lume che 'l cielo in terra mostra.
  Vedi quant'arte dora e 'mperla e 'nostra
l'abito eletto, et mai non visto altrove, [...]

 愛の神よ、私たちの至福を眺めよう、
自然を凌駕する気高く稀有な存在を。
ほら見て、どれだけの美が彼女にそそがれているか、
見て、天が地上に示してくれる光を。
 見て、どれほどの技が金、真珠、緋をほどこすか
余所では見られたためしのない、えり抜きのその衣服(身体)に。

1、5行目の末尾が、nostraと'nostraで同音意義の脚韻(rima equivoca)となっている。動詞のinostraから頭の母音を省いて同じ音を出しているので、何らかの意図が込められているのはほぼ確実。教室で挙がったのは、神の技(arte)が生み出す自然(natura)と、それを凌駕するラウラの美しさ(=この世の秩序を上回る美)との関係(一種の混乱した状況)を、同音意義の押韻によって表現しているのではないかという解釈。さらに考察の要あり。
 
 授業終了後、久しぶりに附属図書館に赴いて少しだけ授業の課題の採点などをする。

 夕方、研究室でさまざま作業に取り組む。19時ごろに退室。

2025年11月6日木曜日

授業(大使の役目)ほか

 定時に研究室に到着。

 月曜授業の木曜日。2、3時限の準備にとりかかる。どちらもすでに対処していたつもりだが、3時限の文学史の資料をPandAに掲示するのに時間をとられる。一通り終えて、急いで教室へ。

 午前のタッソの授業では、大使(外交官)が、悪い意向をもつ主君のもとで、善良な相手方の君主と交渉しなければいけない場合、どちらの側について、どのように行動すべきかが論じられた個所を読む。義理と人情にかんする普遍的なテーマ。

 昼食後、速やかに3時限の教室へ。今日の文学史講義は、フェラーラの騎士物語。ボイアルドの『恋するオルランド』について説明し、アリオストの『狂えるオルランド』の紹介を始める。

 研究室に戻って、仕事と雑用。今週末は大学に来ることができないので、次週の授業の準備を早めに始める。19時過ぎに退室。

2025年11月5日水曜日

郵便局ほか

 定時に研究室に到着。

 午前は、授業の準備と研究。11時頃に気分転換をかねて百万遍まで散歩。郵便局で発送用のパウチをもらってくる。ついでに事務に立ち寄って封筒を頂く。

 研究室に戻って情報収集。

 昼食後、自分の勉強と授業の準備など。

 夕方、先日発送した荷物の状況を確認したところ、なぜか一つ「未出荷」となっていたので郵便局の相談センターに電話で確認する。調べていただいたところ、窓口で発送方法を変更した際に追跡番号が切り替わったが、記録には古い番号がそのまま残っていたとのこと。出荷は問題なく行われているそうで、ほっ。

 ご依頼のあった資料の作成を開始する。おおよそのところまで、なるべく早めに作業を進めること。

 部屋の片付けをして、共同研究室の若手研究者とちょっと打ち合わせをしてから帰宅の途に就く。

2025年11月4日火曜日

登場人物の人生

 大学祭明けで一時限の授業(非常勤)が休講のため、定時に百万遍に到着。
 
 研究(紀要の執筆)、勉強、授業の準備など。発送作業を進めるつもりだったが、昨日購入した透明包装袋を自宅に忘れてきたため、本日は断念。忘れ物が多いぞ。

 昼食後、授業の資料をPandAに掲示して一区切り。残りは明日に。

 メールの返信、部屋の片づけなどをして早めに退室。所用を済ませてから帰宅。家事。

 『綴葉』の10月号に掲載されていた宮島未奈のインタビューの一節(p. 6):

ー宮島先生の小説はキャラクターが魅力ですよね。登場人物に関して、意識していることはありますか?

 すべての登場人物に敬意を持って書く、ということです。全員に人生があるので、一人一人が作品の駒みたいになってはいけない、この人たちはこういう人生がある中の一部を切り取られてここにいる、っていうことをすごく意識しているんですね。その人それぞれの人生があるので、雑な扱いをせずに一人一人ちゃんとその物語に出てもらう。

社会に求められる想像力。

 
 

2025年11月3日月曜日

『七人の侍』ほか

 朝食、掃除機掛けの後、映画を見に難波へ。入場しようとしたところで、劇場がちがうことに気がつく。急いで千日前に引き返して、何とか上映開始に間に合った。よく確認しなさい、自分。三船敏郎の姿をスクリーンで堪能。

 14時過ぎに退館。谷町九丁目に戻り、遅い昼食をとってからいったん帰宅して、金ちゃんの飼育ケースの掃除。
 
 一服した後、上六へ。書籍発送用に透明のパックを購入する。

 晩はゆっくり。明日からまた頑張ろう。

 

2025年11月2日日曜日

研究室、作業、本の注文

 朝食、掃除機がけの後、大学へ。12時前に研究室に到着。金木犀の香りが濃い。

 郵便局のプラットフォームを使用して発送先の宛名入力に励む。慣れない作業で最初のうちは手間取ったが、徐々にコツがつかめて効率があがる。

 昼食に、出町柳で購入したおにぎりを頂く。

 入力作業が一区切りついたところで、書籍の発注(TesauroのIl cannocchiale aristotelicoの校訂版など)。

 夕方、自分の研究を少し進める。16時頃に机のうえを片付けて退室。



2025年11月1日土曜日

映画、プール

 朝食後、急いで梅田に出て映画『ホーリー・カウ』を観る。

 帰宅して、水草(&タニシ)の鉢の掃除。昼食にカレーうどん。

 一服してから区民プールへ。クロールと平泳ぎで1000メートルほど。

 夕方、親戚宅にお邪魔して書斎をお借りする。落ち着く部屋。研究と作業を少しずつ。