2025年5月31日土曜日

大学へ

  朝食、掃除機がけの後、非常勤の大学へ。土曜日の休日ダイヤなので早めに家を出る。

 出町柳でおにぎりを購入してから叡山電鉄に乗り換え、最後は徒歩でキャンパスに到着。 おかげさまで無事に補講を終了。往路をそっくりトレースして帰宅。

 一服した後、近所の図書館へ。夕方遅くから1時間ほど自分の仕事。

 家に戻って、各種の雑用。何かがおかしい、と思わざるを得ない忙しさ。時間が足りない。

 晩、ストレス解消に漫画を読み耽る。没入。

2025年5月30日金曜日

授業(sonetto CLXXVII)

 今朝も早めに研究室に到着。

 時間のあるうちに自分の仕事…と思いきや、いつの間にか会議の開始時刻に。予想以上に審議が長引いて昼までZOOMとにらめっこ。それから急いで3時限の支度。一通り終えたところで昼食をとり教室へ。

 今日教室で読んだソネットの177は、使用しているSavoca版と普及版のテキストの間に面白い違いあり。該当箇所は第2連の2行目:

dov’è armato fier Marte, e non acenna,
dove armato fier Marte, e non acenna,

上のSavoca版では"fier"は軍神マルスにかかる形容詞。下の普及版では"fier"は動詞とみなされており、"e"を介して行末の"acenna"と並列の関係にある。「自分はシンプルなSavoca版の解釈を支持しています」とコメントしたところ、参加者の皆さんも同じ意見だった。この"fier"は形容詞にしか見えないが、SantaagataとBettarini両先生はそれぞれの校訂版で後者の綴りを採用しているので何か根拠があるものと思われる。
 このような見解の相違が生じるのは、当時のテクストでアポストロフィーが使われていないため。ヴァチカンの3195写本の該当箇所(36v)のコピーを配布して177の2行目の"dove"および14行目の"ovabita"("il cor già volto, ov’abita il suo lume")という綴りを確かめる。

 授業終了後、教室で書いてもらった和訳を確認。それから自分の仕事のつづき。終わらない。
 19時ごろに退室。帰りの京阪車内で泥のように眠りこける。

2025年5月29日木曜日

体調不良、落とし物

 今朝も早めに研究室に到着。

 自分の仕事(校正)に取り組む。午前の集中できる時間に頑張る。喉が痛いので、水分補給を何度か入れる。簡単な方の校正は、確認をしてから事務に送信。すっきり。

 昼食後、喉の痛みと咳が気になり始めスローペースで机に向かう。しんどいな。

 夕方、文学部図書館に行って書籍の返却・再借り出し。気分転換に散歩。久しぶりに北部キャンパスまで足を延ばす。

 研究室に戻って仕事を再開しようとしたところ、学内の見知らぬ施設からメールが。何かと思いきや、身分証(ICカード)の落とし物を預かっているとのご連絡。キャンパスの東の端まですぐに出向き、厚くお礼を申し上げて回収。お手数をおかけしました。どうもありがとうございました。

 研究室に戻って切りのいいところまで作業を進め、19時ごろに退室。

 帰路、龍角散を購入。

2025年5月28日水曜日

歴史講読(1928年の国民投票)

 今朝は8時45分に研究室に到着。

 雑用をいくつか片付けてから、自分の仕事(校正)に取り組む。簡単な方のチェックは終了。明日再確認してから提出しよう。仕事の合間に、授業の準備、事務作業など。

 昼食後、4時限の支度(和訳問題のプリントアウト、資料の読み直し、部屋の片づけ)と自分の仕事。

 今日の歴史講読では、1929年に実施された下院議員リストの国民投票(信任投票)の説明を読む。ファシズム独裁体制が確立した後は、複数の政党が競い合う選挙が成立しなくなったので、新たな法律に基づいて、政権が提示する候補者リストを信任するか否か(sì o no)の国民投票が行われるようになる(1929年と1934年に実施)。授業では、この選挙法案についてwikipediaの記事(Legge elettorale italiana del 1928)を見ながら説明。下の写真は、このリンクページに掲載されている、1934年の信任投票時にファシスト党本部の壁面に施された「sì」の宣伝。ポップで斬新なデザインと言わざるをえんな:


Palazzo Braschi、1934年、ローマ(撮影者不明)

 授業終了後、対面の会議。私の知らないところで専門外の分野の専門家として役が当てられていたことに愕然とする。会議の最後に「適任ではありません」と申し上げる。

 附属図書館に立ち寄って借りていた本を返却してから研究室に戻る。一服後、少しだけ自分の仕事。19時ごろに退室。


2025年5月27日火曜日

非常勤ほか

 朝一で非常勤の授業。

 真面目な方が多いので、テキストに出てきた文法の細かいところ(主動詞が直説法現在で従属節に接続法半過去をあてるケース)まで説明をする。

 11時過ぎに百万遍に到着。今日もさほど暑くないのでありがたい。

 昼食後、5時限の準備に取り掛かる。細かいところを多々再確認(『アエネーアス』第6歌のミノスの描写など)。

 途中、研究室の掃除、自分の勉強、簡単な校正作業など。
 
 授業終了後、雑用をすませて19時ごろに退室。くたびれた~。

2025年5月26日月曜日

授業(イタリア文学史)、親せき宅

 今朝は9時5分前に研究室に到着。
 
 通勤電車のなかで授業の資料を読み直していたところ、新たな項目を追加した方がよいことに思い当たり、急遽「地獄篇」の第5歌のパオロとフランチェスカの情報と、ランスロットとアーサー王の妃グイネヴィアの関係をまとめてプリントアウトする。第21歌の下級悪魔たちのあだ名についても一覧を用意。

 昼食後、少し自分の勉強をしてから教室へ。準備の甲斐あって無事に終了。ペトラルカの説明に入る。

 研究室に戻って、明日の授業の準備と事務仕事。メールの返事が後回しになっている。明日何とかしよう。

 夕方早めに退室。
 帰宅後、家事。

 親せき宅に傘を忘れていたので取りにうかがう。ついでに今日も書斎を使わせていただく。1時間ほど校正。集中できる。お礼を申し上げて帰宅。

2025年5月25日日曜日

休日、親戚宅

 朝食・掃除機がけの後、親戚宅へ。

 書斎をお借りして仕事をさせてもらう。落ち着いた環境なので集中できる。12時過ぎまで自分の作業に勤しむ。

 昼過ぎにいったん帰宅。昼食に即席めんを頂く。

 一服してから再び親戚宅へ。夕方まで机に向かう。丁寧にお礼を述べて帰宅。


近所の朝顔


2025年5月24日土曜日

研究室へ。不調

 朝食・掃除機がけの後に、大学へ。10時過ぎに研究室に到着。雨。

 低気圧のせいか、風邪気味で喉が痛いためか、作業に集中できず。昼食を挟んでのらくら18時ごろまで机に向かう。見直すたびに誤植が見つかるので恐ろしい。間違いに気がついたのだから良かったのだと自分を励ましつつ、切りのいいところまで何とか作業を進める。つづきは明日にして、退室。

 帰宅後、ゆっくり入浴。夕食後のどの痛みに効くお茶を飲んで、早めに就寝。

今週水曜日に学内で撮った一枚



 

2025年5月23日金曜日

授業("Rerum vulgarium fragmenta")など

 今朝も早くに研究室に到着。自分の仕事に勤しむ。

 すすまん。気分転換に他の仕事。11時過ぎから3時限の準備を再開(インターネットでヴァチカンの3195写本をモニターに出し、必要な箇所をスマホで撮影してプリントアウトするパワープレー)。

 昼食後、速やかに教室へ。準備した資料を使うところまで読み進めることができなかった。また来週。

 授業終了後、教室で作成頂いた和訳の確認など。

 所用のため早めに切り上げる。

 帰阪して上六で用事を済ませ、いつものカフェで自分の仕事のつづき。

2025年5月22日木曜日

教授会ほか

 今日も早めに研究室に到着。
 
 メールの返信をしてから自分の仕事。最近、仕事のメールをよく読まずにずれた対応をするケースが目立つので、自分への注意喚起のメモをモニターの脇に張り出す。

 午前中、後輩の先生がお祝いをもってきてくださる。ありがとうございます。どうぞお気遣いなさらないように。紀要の件などについて情報交換。

 自分の仕事を少し進めてから昼食。

 午後、オンラインの教授会。つつがなく終了。夕方まで、明日の授業の準備、自分の仕事、メールの返信など。

 18時半ごろに退室。
  

 

2025年5月21日水曜日

授業(イタリア史講読)ほか

 今朝も早めに研究室に到着。

 自分の仕事に取り組む。11時ごろ気分転換に百万遍まで散歩。いつものようにヨーグルトをまとめ買い。

 研究室に戻って4時限の準備。

 昼食後、メールの返信を送り、4時限の支度を再開。余った時間で自分の仕事を進めて一通り完了。

 今日のイタリア史講読の授業では、ヴィットリオー・エマニュエーレ3世とムッソリーニが並んで映っている屋外のセレモニーの写真の解説を読む。王に対する総統の恭しい様子を切り口に、両者の力関係の変化を紹介している。ファシズム政権の法案を、下院の廃止案から人種差別法まで、すべて承認してしまう国王の惰弱な姿に光が当てられている。

 授業終了後、教室で作成してもらった訳文の確認。それから自分の勉強と仕事のつづき。
 19時頃に退室。

2025年5月20日火曜日

ILASセミナーほか

 朝一で非常勤の授業。準備の甲斐あって無事に終了。二軒茶屋駅まで徒歩で移動して叡山電鉄にて出町柳へ。この時期はさわやかに歩けるのでありがたい。11時過ぎに百万遍に到着。

 急いで昼食を済ませて、授業の準備と仕事。5時限のILASセミナーでは「地獄篇」の第四歌について質疑応答。テーマの多い箇所だが、発表者の学生さんはよく準備をされていた。この歌の冒頭でダンテがウェルギリウスの顔色を気にかける場面が巧みな出だしになっている。ホメロスを筆頭とする古代の詩人たちと会話をしたことにふれつつ、その話題についはここで語るのにふさわしくないとはしょる場面も実はすごい。そんな話を交えつつ楽しくレクチャー(したつもり)。

 授業終了後、いくつかアフターケアーをしてから書類の見直し。第一弾を書き上げたのでメールでお送りして確認の依頼。

 19時ごろに退室。出町柳に着いたら、事故で止まっていた京阪電鉄の運転がちょうど再開したところだった。運に恵まれた、というべきか。

 

2025年5月19日月曜日

授業(イタリア文学史講義)ほか

 今朝も早めに研究室に到着。ありがたい。

 まずは授業の準備。教室で配る資料を通勤電車のなかで読み直した際にいくつか不備に気がついたので、該当箇所を急いで修正をする(項目の順番を入れ替えたり、不要な説明を削除したり)。

 一通り作業を終えてから、急ぎの業務を再開。何とかあと一歩というところまで進める。

 昼食後、授業で見る予定の動画を確認してから教室へ。今日の文学史講義では、「地獄篇」の第2、3、7、10、13歌を取り上げる。内容に加えて、ストーリテラーとしてのダンテの魅力を説明する。時間が足りなかったので、続きはまた来週。

 研究室に戻って急ぎの業務のつづき。一通り仕上げることができたようだ。あとは見直し。
 
 17時少し前に退室。

 帰宅後、家事。週末に果たせなかった金ちゃんの飼育ケースの掃除も。
 

2025年5月18日日曜日

休日、映画

 休日。朝食、掃除機がけの後、ゆっくり趣味の調べもの。

 昼食にざるそばを頂く。

 午後、近所の図書館で30分ほど仕事をしてから、梅田まで映画を観に。スペインのホラー映画『Venus』(ジャウマ・バラゲロ監督、アレックス・デ・ラ・イグレシア製作)。ハチャメチャだが最後まで楽しめた。ラヴクラフトの『魔女屋敷で見た夢』という短編がもとになっているらしいが、この作品は読んだ記憶なし。探してみようか。

 帰宅後、なすべきことがいくつかあるが、月曜日に先送りしてしまう。また来週頑張ろう。

2025年5月17日土曜日

研究室、プール

 朝食、掃除機がけの後、大学へ。雨にもまけず10時過ぎに研究室に到着。山積している仕事に着手する。

 期日のある業務Aの第一段階をクリアー(あとは第二段階(確認)と、対の業務B)。
 
 昼食後、月曜日の授業の準備を始める。この時点で、映画を観にいくのはあきらめる。ふぅ。続いて、急いで対応すべきなのにあまり気が乗らない原稿の確認。神経を使うが、今日のノルマは無事に完了する。明日自宅で作業のつづきをする予定なのでその準備をいくつか。

 まだ余裕はあるけれど、附属図書館に行って早めに講義の参考資料を借り出す。えらい。15時半過ぎに退室。

 帰宅後、阿倍野のプールへ。同じレーンで泳いでられた年配の方の平泳ぎと同じくらいのスピードでクロール。

 ピタパを忘れてきたので、帰りは歩く。
 晩、入浴後、夕食の支度など。 

2025年5月16日金曜日

ソネット175

  今日も早い時刻に研究室に到着。集中して仕事ができる午前の時間が増えるので、ありがたい。急ぎのメールを送信してから自分の作業に取り組む。雑用もこなす。

 11時ごろから3時限の準備を再開。いくつかひっかかる個所の文法的な確認。

 昼食後、速やかに教室へ。今日読んだソネットの一つ(CLXXV)に同音異義の脚韻が出てくる:

 Fera stella (se ’l cielo à forza in noi

quant’alcun crede) fu sotto ch’io nacqui,

et fera cuna, dove nato giacqui,

et fera terra, ove’ pie’ mossi poi;

 

et fera donna, che con gli occhi suoi,

et con l’arco a cui sol per segno piacqui,

fe’ la piaga onde, Amor, teco non tacqui,

che con quell’arme risaldar la pôi.  (引用はSantagata校訂のMondadori版から)


 第一連で、自分の生まれ星、ゆりかご、故郷の大地が残酷な(fera)宿命を帯びていることが語られたのに続いて、第二連で愛する女性(ラウラ)からもたらす愛の苦しみが歌われる。このソネットですぐに目につくのが"et fera"の行頭反復(anafora)の技法。この繰り返しが作品の主題・着想といってもいいかと思う

 同音異義の脚韻は、第1連・2連の末尾に見られる(最初のpoiは副詞、二つ目はpotereの直説法現在二人称単数形)。この技法は錯綜した状況を表現するのにしばしば使われるが、ここではそのような内容にかかわる役割というよりも、特徴的な行頭反復に釣り合うように連末尾を同じ音で締めくくっているのではないかと思われる。もう少し考える必要あり。

 授業終了後、散歩がてら附属図書館に。教室で書いてもらった訳文の確認をする。

 研究室に戻って一服。それから勉強と仕事。

 今日は退室時刻マイナス入室時刻が10時間を超えていた。

2025年5月15日木曜日

系会議ほか

 今朝も昨日と同じ時刻に研究室に到着。
 
 メールの返信を送った後、自分の仕事と勉強に取り組む。途中、附属図書館に行って本の返却と再貸出しの手続きを済ます。

 昼食後、業務をこなしてからZOOM会議に出席。

 会議終了後、同僚の先生からの問い合わせについて事務に電話で情報を確認し、返事を書き送る。

 夕方、明日の授業の準備など。今日は、退室時刻マイナス入室時刻が10時間を超える前に撤収。

2025年5月14日水曜日

歴史講読ほか

 今朝はいつもより早く家を出ることができた。おかげで一本早い特急に乗って8時45分に研究室に到着。ありがたい。

 アリオストのテクストをコピーしてから、同僚の先生に返信メールを書き送る。ちょっと時間をとられる案件。一区切りついたところで自分の仕事に取り組む。

 11時ごろに散歩がてら百万遍に。コンビニでいつものようにヨーグルトを買い込む。

 研究室に戻って、自分の仕事のつづき。

 昼食後、4時限の準備など。今日の歴史講読では、ムッソリーニとファシズム四天王(quadrumviri)の集合写真の解説を読む。取り巻きの中で唯一名前を挙げられているのがミケーレ・ビアンキ。ローマ進軍の直前にイタリア中北部の諸都市を占拠してムッソリーニの政権獲得をサポートしたことが記されている。ムッソリーニ自身は行進に加わらず、ミラノで様子見していたことなどを補足説明しながらテキストを読む。

 授業終了後、問い合わせのメールを二通書き送る。一服してから自分の仕事を再開。

 入室10時間後の18時45分に退室。

2025年5月13日火曜日

非常勤、ILASセミナーほか

 朝一で非常勤の授業。講師控室で言語学の吉田先生から、用事のお礼に民博の優待券を頂く。大昔に一度見学したきりなので、再訪が楽しみ。

 11時過ぎに百万遍に到着。忘れないうちに、学生さんからリクエストされていたイタリア文学史の資料をPandAにアップする。事務作業を一つ片づけてから昼食。

 午後は、5時限の準備、自分の勉強、業務、同僚の先生への返信など。

 今日のILASセミナーは『神曲』の第三歌。発表者の一回生に頑張っていただく。この歌の面白い所として「旗」「ケレスティヌス5世」「カロン」「地震」などについて質疑応答。また歌の冒頭の地獄の門の「擬人法」のメッセージからアリストテレスの『修辞学』の一節を紹介。授業をしながら、イタリア土産のチョコレートを参加者の皆さんと頂く。おいしい。

 授業終了後、速やかに退室。

2025年5月12日月曜日

授業(文学史)、家事

 定時に研究室に到着。

 今日の3時限と明日の5時限の準備。要領が悪くて時間をとられる。

 一通り終えたところで、自分の仕事に取り組む。合い間にメールの返信など。

 昼食後、スクリーンに映し出す資料をチェックしてから教室へ。文学史の授業は今日からダンテの『神曲』。詩人のバイオグラフィーから作品全体の構成、詩形、アレゴリー、案内役の存在などを説明する。ダンテの導き役にウェルギリウスが選ばれた理由について『アエネーアス』を紹介しながら話をする。

 明日の授業の準備をしてから夕方早めに退室。

 帰宅後、大急ぎで家事。

 すべて終えてから上六のカフェで自分の仕事を少し。花を買って帰る。

2025年5月11日日曜日

休日、『青い壺』

 休日。朝食後、掃除機をかけ、自分の用事を済ませてから上六へ買い物に。荷物運び。

 帰宅して昼食にざるそばを頂く。

 インターネットでスポーツ観戦をしながら、水草の水槽の掃除、観葉植物の植え替え、金ちゃんの飼育ケースの清掃など。生き物たちのために頑張る。

 すべてを終えてから近所の図書館で少し研究。

 そのまま再度上六に出て明石焼きを頂く。食材店で自分のおやつの木の実の類を購入して帰宅。

 「久しぶりに一気に読みました」という感想とともに、お貸ししていた本が返ってくる。第七話がすごい話、人間様やるじゃん:







2025年5月10日土曜日

研究室

 朝食、掃除機がけの後、大学へ。

 11時前に研究室に到着。来週の授業の準備にいそしむ。

 出町柳で購入したお弁当を頂いてから、準備のつづき。一区切りついたところで、自分の仕事に取り組む。鉄の意志でノルマを完遂。

 所要のため15時前に退室。今日は心身ともに不調だったが、何とか頑張る。明日もこの調子で。

 夕方遅い時間からプール。タイミングを見計らって行ったつもりだが混んでいた。クロール800メートルほどで切り上げる。アポロビルで一服してから帰宅。

天王寺Mio



 


2025年5月9日金曜日

sonetto 173

 今日も定時に研究室に到着。

 業務メールへの返信、自分の仕事、今日が締め切りの提出物の送信(セーフ)など。

 11時過ぎから3時限の授業の支度。すでに大方は終えているので和訳の問題の作成と最終確認。昼食後、速やかに教室へ。

 今日読んだところで面白かったのはCanzoniereのソネット173の第二連:


  poi trovandol di dolce et d'amar pieno,

quant'al mondo si tesse, opra d'aragna,

vede, onde seco, et con amor si lagna,

ch'à s ì caldi gli spron,  sì duro 'l freno.


1行目のtrovandolのloは第一連の4行目に出てくる「地上の楽園」(=ラウラの瞳)をうけている。「それから(私の魂は)その楽園が甘みと苦みに満ちているのを見出して、世界で織りなされているものすべてが、蜘蛛の糸であるのを理解する」。opera d'aragnaは「蜘蛛の作ったもの」すなわち蜘蛛の巣、糸。この世の虚しさを象徴する蜘蛛の巣は、旧約聖書のヨブ記の一節に由来しているようだ。ヨブ記にはその種の象徴が繰り返し出てくる。このような情報を教室で紹介。

 授業終了後、和訳の確認をしてから事務作業。夕方遅い時間からようやく自分の仕事に取り組む。19時過ぎに退室。

2025年5月8日木曜日

五月晴れ

 今日も定時に研究室に。

 集中できる午前中に、いつものように自分の仕事。途中、段ボールを片付けがてら学内を散歩。みどりが心地よいさわやかな五月晴れ。

 昼食後、明日の授業の準備、自分の勉強、学内業務など。時間をとられる案件をゆっくり片付けている。

 夕方、テクストを読んで、部屋の片づけをして、17時半ごろに退室。

 帰宅後、家事。



2025年5月7日水曜日

マッテオッティ事件、予期せぬ訪問

 定時に研究室に到着。

 観葉植物に水をやってから、自分の仕事、業務など。確認しなければいけない情報があり、対応に追われる。

 11時過ぎに気分転換をかねて百万遍まで散歩。いつものようにヨーグルトを購入。研究室に戻って4時限の支度。

 昼食後、さらに授業の支度(参考資料のプリントアウトなど)。

 今日の歴史講読では、社会党代議士のGiacomo Matteotti暗殺事件の写真(事件現場での追悼の様子)の解説を読む。1922年の「ローマ進軍」から、1923年の選挙法案(アチェルボ法)成立、1924年の総選挙によるファシスト党の議会支配までの経緯が取り上げられている。反ファシズムの政治家が、ファシストによってイタリア全土に課せられた支配体制を示すために「全体主義的」totalitarioという形容詞、「全体主義」totalitarismoという名詞(1923年)を考案したことにも話が及んでいる。

 授業終了後、わたしの学生時代の同級生の息子さんが研究室にお越しになる。びっくり。父上は現在大工をされているとのこと。自由だな。野の蜉蝣のようにかろやかな若者だったことをお話しする。息子さんも独特の関心をおもちの様子。アジアアフリカ地域研究研究科で農業を研究されているそう。お父さんに似て優しそうな方。またお会いしましょう。

 雑用をこなして18時半ごろに退室。

2025年5月6日火曜日

休日

 連休。朝食後、掃除機をかけ、さらに部屋の片づけ。

 タイミングを見計らって昼食の即席めんを調理。息子と合わせて二人分。丁寧に準備をしたおかげでおいしく食べることができた。

 午後、近所の図書館で、授業の準備と仕事など。そのまま上六方面に散歩。

 晩、早めに就寝。

近所の公園で。三つ葉のクローバーの花(?)


2025年5月5日月曜日

休日

 朝食後いつものように掃除機をかけ、一服してから上六へ。カフェで1時間ほど自分の仕事に勤しむ。それから上近に立ち寄って長袖シャツを探すも適当な品がみつからず。

 帰宅して、昼食にインスタントのドライカレーを頂く。

 午後、インターネットでシャツを注文してからプールへ。子どもの日のためか今日は大賑わい。他のスイマーさんと適度に間合いをとりつつ、今日もクイックターンの練習をする。用事があるため早めに退館。

 帰宅後、用を済ませてから上六に散歩。こちら(ハイタン)は大人で大いに賑わっていた。
 
 晩、自分の雑用など。

2025年5月4日日曜日

研究室、バレー

 休日だが早めに朝食をとり、掃除機をかけてから大学へ。11時前に研究室に到着。

 連休明けの授業の準備と業務。観葉植物にたっぷり水をあげて13時過ぎに退室。

 帰阪して上六で遅い昼食。大急ぎで晩ごはんの総菜を購入していったん帰宅。着替えをしてバレーの公演会場に駆けつける。セーフ。
 
 前半の演目の『海賊』(第一幕)、後半の『シンデレラ』(ハイライト)ともに見どころ満載。私が贔屓にしている若手の男性は舞踊がうまいうえに演技力があり、細かい仕草まで丁寧に表現していた。

 21時ごろに帰宅して大急ぎで夕食の支度など。

2025年5月3日土曜日

休日、ロンサールセミナー

  起床してから趣味の雑用。遅めの朝食後、インターネットで調べもの。教えて頂いた情報をもとに午後のセミナーの申し込み。

 昼食に即席めんを頂く。

 忘れていた掃除機がけをしてから身づくろいをしてクレオ大阪へ。「空、大気と風 Ciel, air, & vents...~ロンサールの詩と音楽~」(案内動画)。先生方の説明が明快でユーモアにあふれ、ロンサールの詩と歌を存分に楽しむことができた。古典の紹介・普及にみなさん真摯に取り組んでおられる。伊藤玄吾先生と久しぶりにお話しできたのもうれしかった。音楽学の近藤先生の明るい雰囲気とかろやかな身のこなしも印象的。日本ロンサール学会の存在を初めて知る。

 良いものを見聴きした勢いでプールに。今日はゆっくりクロールで1000メートル。久しぶりにクイックターンを交えて泳ぐ。

 帰りしな、阿倍野のデパートに立ち寄ってレストラン街で一服。ふぅ。

 天王寺から徒歩で帰宅。


2025年5月2日金曜日

ソネット172、附属図書館

 定時に研究室に到着。

 まずは3時限の準備。今日読むソネットの形式面の特色について確認をする。一区切りついたところで自分の仕事を再開。

 昼食後、支度をして教室へ。今日の授業で面白かったのは、Rerum vulgarium fragmentaのソネット172。最初の二連のcontrasti (v. 3)、intrasti (v. 4)、mostrasti (v. 6)の脚韻(-trasti)が、二つの子音まで音を重ねたrima riccaになっている。いずれもinvidiaを主語とする二人称の動詞の活用形。「妬み」の仕打ちが、このような工夫によって印象付けられる仕組みとなっている。

 ソネット171の末尾の名詞sospiri (v. 14)と11行目の動詞spiriの脚韻にも注意を喚起。

 授業終了後、参加者のみなさんの和訳の確認をしてから気分転換に附属図書館へ。おもしろそうな本を二冊お借りする。

 研究室に戻って、自分の研究を少し進めて19時ごろに退室。


お借りた一冊:南雲治嘉『色と配色がわかる本』日本実業出版社、2012年


2025年5月1日木曜日

会議、授業(西洋文学入門)

  新定時に研究室に到着。

 5時限の西洋文学入門の支度。それから明日の授業の準備。

 先日学生さんから教えてもらったRAIの番組を視聴してみる。ついでに自分の勉強に取り組む。

 昼食後、ZOOMでの系会議。色々と難しいが、良い方向に向かいつつあると思う。

 会議終了後、ペトラルカの授業の準備を再開。共同研究室にいた院生さんに紀要をお渡しする。

 今日の5時限の西洋文学入門はマキァヴェッリの『君主論』について。当時のフィレンツェ(および作者)の状況から、運命の猛威に立ち向かうアルテとしての統治論まで説明。授業時間を2分オーバーしたので、来年度は少し内容を調整するかもしれない。

 研究室の片づけをして19時ごろに退室。お疲れさまでした。