急いで昼食を済ませて、授業の準備と仕事。5時限のILASセミナーでは「地獄篇」の第四歌について質疑応答。テーマの多い箇所だが、発表者の学生さんはよく準備をされていた。この歌の冒頭でダンテがウェルギリウスの顔色を気にかける場面が巧みな出だしになっている。ホメロスを筆頭とする古代の詩人たちと会話をしたことにふれつつ、その話題についはここで語るのにふさわしくないとはしょる場面も実はすごい。そんな話を交えつつ楽しくレクチャー(したつもり)。
授業終了後、いくつかアフターケアーをしてから書類の見直し。第一弾を書き上げたのでメールでお送りして確認の依頼。
19時ごろに退室。出町柳に着いたら、事故で止まっていた京阪電鉄の運転がちょうど再開したところだった。運に恵まれた、というべきか。