定時に研究室に到着。
まずは3時限の準備。今日読むソネットの形式面の特色について確認をする。一区切りついたところで自分の仕事を再開。
昼食後、支度をして教室へ。今日の授業で面白かったのは、Rerum vulgarium fragmentaのソネット172。最初の二連のcontrasti (v. 3)、intrasti (v. 4)、mostrasti (v. 6)の脚韻(-trasti)が、二つの子音まで音を重ねたrima riccaになっている。いずれもinvidiaを主語とする二人称の動詞の活用形。「妬み」の仕打ちが、このような工夫によって印象付けられる仕組みとなっている。
ソネット171の末尾の名詞sospiri (v. 14)と11行目の動詞spiriの脚韻にも注意を喚起。
授業終了後、参加者のみなさんの和訳の確認をしてから気分転換に附属図書館へ。おもしろそうな本を二冊お借りする。
研究室に戻って、自分の研究を少し進めて19時ごろに退室。
お借りた一冊:南雲治嘉『色と配色がわかる本』日本実業出版社、2012年 |