ウォーミングアップの勉強をしてから2時限の支度。余った時間で来週の授業の準備。
ペトラルカの演習は、前回に続いて214のセスティーナを精読する。その第四連:
Ma, lasso, or veggio che la carne sciolta
fia di quel nodo ond'è ’l suo maggior pregio
prima
che medicine, antiche e nove,
saldin
le piaghe ch’i’ presi in quel bosco, (CCXIV 19-22)
だが、あわれにも、いまや私には見える、
最大の褒美をもたらす絆から、肉体が解かれてしまうのが、
いにしえの、また今日の薬が、
森で負った傷をふさぐ前に
セスティーナの中心に位置する、この連の最初の行の接続詞("Ma")が、大きな展開を生み出している。魂と肉体をつなぐ「絆」にかかわる「最大の褒美」とはなんだろう。この褒美を魂とする注釈もあるが、ondeを踏まえると、魂そのものではないように見える。末尾の「森」は、愛に捕らわれた迷いの場、『神曲』でおなじみの罪のシンボル。
授業終了後、和訳の課題を確認して昼食。
午後、大事なメールを送信する。それから来週の授業の準備など。
夕方、研究。19時過ぎに退室。