2026年6月12日金曜日

授業(Canzone 207)ほか

 定時に研究室に到着。
 
 いつもの勉強をしてから2時限の授業の準備。前回につづいてCanzoneの207を読む。この第三連に次のような一節がある(35⁻39行目)。

Et come augel in ramo

ove men teme, ivi più tosto è colto,

così dal suo bel volto

l’involo or uno, et or un altro sguardo.

Et di ciò inseme mi nutrico, et ardo.

そして枝にとまった鳥が

恐れの少ない場所で、いっそう簡単に捕まるように、

彼女の美しい面から

時に一方の、時にもう一方の瞳が、私によって盗みみられる。

私はそれで身を養い、同時に火につつまれている。


"più tosto"は、men(o)とあわせて呼応表現を構成している(piuttostoではなく)。"l'involo"は、le involoと考えられる。日本語で「彼女からその瞳を盗む」という訳語になるdaに近い間接目的語の用法。今日の授業では、参加者の若手研究者から第四連の一節のcheの用法について貴重なご意見を頂く。ありがたい。

 研究室に戻って和訳の課題の確認。

 昼食後、事務作業、来週の授業の準備など。18時半ごろに退室。

 百万遍から出町柳駅へ向かう道すがら、ママチャリに乗ったダンヌンツィオ研究者に出くわす。「金曜日なのでこれから飲みに行きます」とのこと。何となくつられてわたしも駅の近くの居酒屋でビールを飲んで帰阪。