ルーティーンの勉強をしてから2時限の支度。余った時間で少しだけ研究。
午前の演習授業では、ソネットの205を終えてカンツォーネの206を読み始める。冒頭の2行:
S’i’ ’l dissi mai, ch’i vegna in odio a quella
del cui amor vivo, et senza ’l qual morrei.
私がそんなことを言ったのなら、彼女の憎悪の的になれ
その愛を糧に生き、それがなければ死ぬけれど。
この仮定文は、トルヴァドールに由来する恋の弁明(escondit)の表現と考えられている。各連で繰り返される "S’i’ ’l dissi" の "il" が何を指しているかについては、研究者の間で意見が分かれている。これを「他の女性につかえること」と解する注釈が多いようだが、作品の末尾で言及される旧約聖書のラケルとレアのエピソードを踏まえ、肉体的な愛を求めることを含意するという解釈もある。こちらの論文が参考になる:Claudia Berra, Escondit, ostinazione e modelli biblicirovesciati. Appunti su Rerum vulgarium fragmenta, 206。
昼食後、来週の授業の準備にとりかかる。依頼されたいくつかの案件にも着手する。
少しだけ自分の研究をして19時ごろに退室。