2025年6月27日金曜日

Sonetto 183など

 今朝も早めに研究室に到着。

 自分の仕事(原稿修正)、授業の準備、勉強などに集中して取り組む。雑務に邪魔されない幸福。

 昼食後、配布資料を携えて教室へ。今日読んだソネット183の第四連:


Femina è cosa mobil per natura,

ond’io so ben ch’un amoroso stato

in cor di donna picciol tempo dura.


女性の心の移ろいやすさを取り上げた詩行については『アエネーイス』第四歌に有名な先例がある。変わりやすいのは、男女を問わずだと思うが。

 読解しずらいのはソネット184の第二連:


Natura ten costei d’un sì gentile

laccio, che nullo sforzo è che sostegna.


これは、Amor, natura, la bella almaをそれぞれ2行の詩句で歌った前半部の一節。un gentile laccioが"sostegna"の主語になっている。

 授業終了後、和訳の課題の確認。業務(同僚にメールを送信など)を済ませてから夕方早めに退室。

 上六で用事を済ませてから帰宅。