朝から蒸し暑い。今日はひときわの印象。
朝食、掃除機がけの後、水草の鉢の手入れをしてから、親戚宅へ。寝不足のためうつらうつらしながら、いつものように自分の仕事。
正午過ぎに帰宅。昼食にソーメンを頂く。
一服後、昼寝。少しすっきり。
夕方、地下鉄を乗り継いで久しぶりに難波へ。パークスシネマで、パオロ・ソレンティーノ監督の『パルテノペ』。
あまたの経験を経て折り合いをつけるに至る女性の、一種のビルドゥングスロマン。イタリア映画らしいおおらかなリズムで、70年代ナポリの奇々怪々な名士(ヘリに乗るブルジョワ、アル中の作家、老女優、枢機卿、マフィアの若頭(?))が、美しい海を背景に現れる。ゲイリー・オールドマンが演じる老作家と、灰汁の強い枢機卿が特に印象的。パーティの広間の奥のタキシードの大男や、教授の息子の巨大な姿も魔訶不思議。南イタリアの歴史・社会のカオス。主役のチェレステ・ダッラ・ポルタも存在感あり。いい映画。
退館後、鉄の意志でまっすぐに帰宅。