2025年4月28日月曜日

授業(イタリア文学史)

 9時前に研究室に到着。

 3時限の準備から。ネット上でイタリアの地図を探したが、適当なものが見つからない。結局、辞書の見開きをコピーしてスキャンすることに。一通り作業を終えた後で、自分の仕事と勉強、それに業務の下準備。

 昼食後、配布資料を確認して教室へ。今日の授業では、聖フランチェスコの『被造物の賛歌』Cantico delle creature を紹介した後、清新体派の抒情詩について説明。特に「雅な」gentileという概念について話をする。この言葉は、gentle loveという表現でルネサンス期の英詩にまで受け継がれている。またダンテが『新生』第20章で説明している、愛の潜勢状態と、美に触発されたその覚醒という構図について、アリストテレスが『魂について』のなかで述べている可能状態と活動実現状態に対応していることを紹介(該当箇所でアリストテレスは前者を色に、後者を光に譬えている)。

 研究室に戻って雑用。集中できないので早めに撤退。

 帰宅後、家事。