1月20日(月)
定時に研究室に到着。
2時限、3時限の支度。午前のタッソの授業は、切りのいいところまで『使者』を読み終えて終了。来年度は、後期の授業でつづきを読むことをアナウンス。
午後の文学史の授業は、タッソの創作理論のつづき。模倣・再現(ミメーシス)とは、対象の像(イメージ)を作り出すことを意味している。その像は、対象に忠実な似姿でなければいけないこと、タッソが重視する「本当らしさ」という概念は、この対象と像の適切な関係を含意していることをざっと紹介する。またプラトンの詩人に対する批判を簡単に説明して、この種の理屈に対するタッソの理論面での対応について言及する。
毎年文学史の最後の授業では、モンテヴェルディのIl combattimento di Tancredi e ClorindaのCDを学生さんに聴いてもらっていたが、今年度は省略。youtubeでいろんなヴァージョンを視聴できるので興味のある方はぜひどうぞ。
Claudio Monteverdi: Il Combattimento di Tancredi e Clorinda [ Harnoncourt Berberian]
授業終了後、研究室で課題のレポートの整理と、紀要の編集作業。
17時過ぎに退室。帰宅後、家事。