2025年1月20日月曜日

授業、モンテヴェルディの"Il combattimento di Tancredi e Clorinda"

1月20日(月)

 定時に研究室に到着。

 2時限、3時限の支度。午前のタッソの授業は、切りのいいところまで『使者』を読み終えて終了。来年度は、後期の授業でつづきを読むことをアナウンス。

 午後の文学史の授業は、タッソの創作理論のつづき。模倣・再現(ミメーシス)とは、対象の像(イメージ)を作り出すことを意味している。その像は、対象に忠実な似姿でなければいけないこと、タッソが重視する「本当らしさ」という概念は、この対象と像の適切な関係を含意していることをざっと紹介する。またプラトンの詩人に対する批判を簡単に説明して、この種の理屈に対するタッソの理論面での対応について言及する。

 毎年文学史の最後の授業では、モンテヴェルディのIl combattimento di Tancredi e ClorindaのCDを学生さんに聴いてもらっていたが、今年度は省略。youtubeでいろんなヴァージョンを視聴できるので興味のある方はぜひどうぞ。


    Claudio Monteverdi: Il Combattimento di Tancredi e Clorinda [ Harnoncourt Berberian]

 

 授業終了後、研究室で課題のレポートの整理と、紀要の編集作業。

 17時過ぎに退室。帰宅後、家事。