10月7日(月)
定時に研究室に到着。むしあつい。
2時限の支度をしてから自分の仕事に勤しむ。授業は、タッソの対話篇Il messaggieroのつづき。今日読んだ個所に次のような一節あり:"[...] e in questa parte, come ricco e liberale promettitore che molto più da' che non promette, molte cose insieme m'hai detto degne ch'io facca di loro prezioso tesoro ne la memoria". この"promettitore che"のcheは関係代名詞だが、次の"che non promette"のcheは比較対象を導く用法で、nonは虚辞。現代のイタリア語では直説法ではなく接続法のnon promettaになるところ。この「約束した以上のものを分け与えてくれる、豊かで鷹揚な約束者」というのは、ちょっと見習わなければいけない存在だなぁ。
3時限の文学史は、ガイダンスと人文主義の説明。多々トピックを紹介(したつもり)。
授業終了後、業務、授業の準備などをして17時前に退室。
帰宅後、家事。それから上六のカフェに行ってもうひと頑張り。