10月4日(金)
定時に研究室に到着。早々にメールの返信。それから論文を手直しする作業。10時半に一服。委員会業務の資料をダウンロード。
12時まで論文の手直しに努める。昼食後3時限の授業の支度。
後期はCanzoniereの149のBallataから。初回なのでリハビリを兼ねてゆっくり詩形の説明をする。いつものように連ごとに音読をして、内容を確認してからリズムの考察。末尾のvolta(13~14行目)に次のような一節がある:
Né
però trovo ancor guerra finita,
né tranquillo ogni stato del cor mio,
この最初の詩行のリズムについて質問があり、検討に入る。恐らくtrovoとancorとguerraに強勢を置いて読んだらいいのではないかとの結論に至る。4-6-7-10音節にアクセントを置いた読み。この2行は"o"の音が目立つ。13行目もperòからtrovo、さらにancorとoの音を一つずつ強めて読んだら良いのではという暫定的結論(ただancor guerraはrの音が連続しているので、ancorを軽くguerraを重めに読む可能性がある)。ついでに母音の"o"の音象徴について簡単に紹介。
授業終了後、研究室に戻って業務。途中で予期せるトラブルが発生して難儀する。散歩をして気分転換。
18時半ごろに退室。