2024年7月17日水曜日

補講日、『悪は存在しない』

 定時に研究室に到着。

 今日は授業がない日なので(補講日)、業務と自分の仕事に勤しむ。

 昼食後、教務関連の業務をしてから、自分の仕事のつづき。一区切りついたところで、研究データの説明文を読み直して加筆。部屋の片づけをして17時前に退室。

 梅田に立ち寄って濱口竜介監督『悪は存在しない』を観る。やはり丁寧なつくり。スクリーンに没入する(林のなかで父親が娘に追いつく様子を横スクロールのワンショットで追いかけた場面、手前の段差に隠れてしばし姿が見えなくなった後、視界が開けると娘をおんぶした父親の姿が。冒頭の林を見上げながらの導入や、うどんを調理する女性の姿も見事。他にも記憶に残るイメージ多数)。ラストも秀逸。悪を存在させない代わりに悲しみを引き受ける、あるいは純粋な悲しみの前では、悪は存在しなくなる。

 体調が万全ではないのでまっすぐ帰宅。えらい。

映画館の待合から