7月12日(金)
定時に研究室に到着。
業務と論文の修正作業のつづき。
2時限が始まる前に系ゼミの教室にお邪魔して講師の先生にご挨拶。先週も教室に伺ったが、すでに授業を始められていたので自己紹介ができなかった。みなさんきっちりされている。ついでに生協まで散歩。
研究室に戻って3時限の支度など。
昼食後、業務関連のメールを送信。よくやった。
3時限のペトラルカは、ソネットの147を読む。その第一連:
Quando ’l voler che con duo sproni ardenti,
et con un duro freno, mi mena et regge
trapassa ad or ad or l’usata legge
per far in parte i miei spirti contenti,
1~2行目は「二つの燃える拍車と一つのきついはみで、私を駆り立ても抑えもする意思が」という意、「私」ではなく"il voler"「意思」「きもち」を主語にしているところが面白い。「拍車」sproniと「はみ」frenoという表現が示すとおり、ペトラルカにおなじみの相矛盾する心もちが歌われている。そしてこの作品でも、rima equivoca(同音異義の脚韻)が内面の混乱を浮き彫りにしている(2行目末と6行目末に、それぞれ名詞と動詞のlegge。さらにleggeとreggeの重ねあわせも目につくところ)。この第一連はquandoとともに始まる副詞節、これに対する主節は第二連に展開している。
業務と研究を少しして19時過ぎに退室。
帰宅後、お中元のお礼など。