2024年6月2日日曜日

イタリア語学イタリア文学専修授業、タッソ、ペトラルカ、京阪電鉄のトラブル

Rerum vulgarium fragmentaの3195写本

6月3日(月)

 定時に研究室に到着。

 2時限と3時限の準備、大忙し。

 今日読んだIl messaggieroの一節[125]に、天使(≒知性)が、potenzaとattoから構成されているという記述があり、注釈で言及されていたアリストテレスの『魂について』(III 5 430a)を踏まえつつ、potenzaが「潜在的な力」、attoがそれを覚醒させる「作用」を意味していることを確認する。おもしろいが、むずかしい。

 3時限の文学史の授業では、ヴァチカンに収蔵されているペトラルカのRerum vulgarium fragmentaの3195写本をインターネットで実地に見分する:

Vaticano Latino 3195: https://spotlight.vatlib.it/latin-paleography/catalog/Vat_lat_3195

 授業終了後、明日の非常勤の準備と原稿の修正作業を少し進めて17時過ぎに退室。

 早く帰って家事をするつもりだったが、京阪電鉄が人身事故で不通となり、1時間半ほど出町柳で足止めされる。わたしが京阪のダイヤの乱れに巻き込まれるのは、今年度に入って確か4回目。ちょっと頻度が高すぎる。