5月27日(月)
いつもの時刻に研究室に到着。
2時限と3時限の支度(特に後者のコピー)。
午前の授業で読んだTassoのIl messaggieroの一節に次のようなフレーズがある:
[...] ne segue dunque che d'altri animali abbia la natura fornito l'aere [...]
動詞segueの主語は、直後のche節で「そこから(ne=di cio)che以下のことが、つづいて(結果として)生じる」という意。そこまではみなさんよく分かっていたが、che節のなかの "d'altri animali" をどこにかけるかが難しかったようだ。これは動詞の "fornire" に関わる前置詞句(fornire di...という形、d'altri animaliを倒置して強調)。主語は "la natura" なので「他の生き物で、自然は大気を満たした」という意。
3時限の文学史の授業は、「地獄篇」の一節をもとにバフチンのグロテスクリアリズムを紹介したところで時間切れ。「地獄篇」第二歌の三次の直接話法については、また来週。
夕方早めに退室。帰宅後、家事。それから上六に出て一時間ほど仕事。